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EC事業の中で物流で付加価値を最大化したいと思っている方も多いのではないでしょうか?

物流アウトソーシングを活用すれば、物流の効率化を図ることができるだけではなく、顧客満足度やブランド価値向上にも繋がります。現代のEC物流は、物流代行が事業の成功のカギを握っていると言っても過言ではありません。

この記事では、物流アウトソーシングの選び方から、メリット・デメリット、導入した時の成功事例についても解説していきます。

本記事はこんな方におすすめ!
  • 物流アウトソーシングのメリットを知りたい人
  • 物流アウトソーシングの成功事例について知りたい人
  • 物流アウトソーシングの選び方について知りたい人

テルヰのEC物流専門物流代行サービス『HIGH LOGI(ハイロジ)』は、長年培ってきた物流ノウハウを活かして高品質な物流を提供するだけでなく、お客様に合わせた物流戦略を提供していることが強みです。

無料見積や倉庫見学については下記バナーよりできますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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物流アウトソーシングとは?

物流アウトソーシングとは?

物流アウトソーシングとは?

物流アウトソーシングとは、商品の入出庫、保管、ピッキング、梱包、発送、在庫管理、さらには返品処理といった物流関連業務を、外部の専門業者に委託する仕組みです。

これにより、本業である商品開発、マーケティング、営業などに集中でき、業務の効率化とコスト最適化が期待できます。

たとえばEC業界では、繁忙期の出荷量増加や即日発送ニーズへの対応が求められますが、自社でその対応をするには人員確保・教育・設備投資が必要です。

これらのリスクや負担を軽減できるのが、物流アウトソーシングの大きな利点となります。

なお、物流アウトソーシングは、大きく分けると『3PL』と『フルフィルメント』の2つです。それぞれのメリットについて解説いたします。

3PL

3PL(サードパーティー・ロジスティクス)とは、物流の全体または一部を一括で請け負う外部企業のことです。

特徴としては下記の通りとなります。

特徴内容
包括的なサービス輸送、倉庫管理、在庫最適化、受発注管理、配送管理など、物流全体をトータルで委託可能
システム連携WMS(倉庫管理システム)やTMS(輸配送管理システム)など、先進的な物流システムを使って業務を効率化
改善提案力単なる業務代行ではなく、物流戦略の立案や改善提案も行うパートナー的存在

例えば、自社で在庫管理がうまくいかず欠品や過剰在庫が起きていた企業が、3PL導入によって適正在庫化を実現し、利益改善につながったという事例も多くあります。

物流業務を包括的に委託することができるので、物流に対する手間は大きく削減されるでしょう。

なお、3PLについて詳しく知りたい方は下記でも詳しく解説しておりますのでこちらもご確認ください。

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フルフィルメント

フルフィルメントは、主にECビジネスにおける『受注からお客様に商品が届くまで』の一連の業務を代行するサービスです。

主な業務範囲は以下となります。

決済処理(※ECカート・決済代行サービスとの連携により対応)
受注処理(注文データの確認・反映)
在庫管理
商品ピッキング・検品
梱包・出荷
返品受付・処理
問い合わせ対応(一部)

Amazonの『FBA(Fulfillment by Amazon)』や楽天の『RSL(楽天スーパーロジスティクス)』などもその一例です。

D2C(Direct to Consumer)ブランドなど、ブランド体験が重要なビジネスでは、梱包の丁寧さや配送スピードが顧客満足に直結するため、フルフィルメントの質が売上にも影響を与えます。

3PLとの大きな違いは、物流業務以外にも決済処理やコール業務もフルフィルメントサービスに含まれるという点です。

物流対応を任せたい場合は『3PL』、顧客対応まで任せたい場合は『フルフィルメント』とざっくりと認識しておけば問題ないでしょう。

フルフィルメントについての詳細については、下記でも解説しておりますのでこちらもぜひご確認ください。

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物流を業務委託する重要性

物流業務は見えにくい部分でありながら、顧客体験を大きく左右します。

以下のような課題がある企業にとって、アウトソーシングは非常に重要です。

課題引き起こされる問題
繁忙期の対応が追いつかないセールやイベント時に出荷が間に合わず、機会損失が発生
人手不足倉庫スタッフの採用・教育が追いつかず、安定稼働が困難
品質のばらつき梱包ミスや誤出荷が発生し、顧客クレームにつながる
スケーラビリティに欠ける事業拡大に伴うキャパシティ不足

これらの課題に対して、物流専門企業は経験とノウハウ、柔軟な人員体制、システムを備えており、安定した運用と高い品質を担保できます。

さらに、KPI(リードタイム、出荷精度、在庫回転率など)を定めた運用も可能となり、物流を『見える化』しやすくなるでしょう。

大手企業と中小企業の違い

物流アウトソーシング企業の中でも大手企業と中小企業の違いはあります。

比較項目大手物流企業中小物流企業
対応力・柔軟性業務が標準化されており、安定した品質で対応可能業務内容やフローを柔軟にカスタマイズしやすい
スピード感明確な体制とルールのもとで、確実に処理される少人数体制ならではの意思決定の速さと対応力
対応規模大量出荷・全国配送などのスケールに強い小ロットや成長フェーズの事業にも対応しやすい
コスト設計一定の取扱量を前提とした料金設計業務規模や内容に応じた柔軟な見積が可能
サポート体制組織的な対応体制で幅広い領域に対応担当者との距離が近く、密なコミュニケーションが可能

大手・中小どちらが良いという事はなく、それぞれに強みがあります。物流パートナー選びは『自社の課題やフェーズに合った相手かどうか』がポイントです。

大規模なオペレーションや全国展開が必要な企業には大手、柔軟な対応や立ち上げ支援を重視する場合には中小企業の活用が効果的でしょう。

物流アウトソーシングの3つのメリット

物流アウトソーシングの3つのメリット

物流アウトソーシングのメリットは下記の3つです。

業務効率化で本業に集中
コストの最適化
専門性と品質の向上

業務効率化で本業に集中

物流業務には、受注処理、在庫管理、ピッキング、梱包、出荷、問い合わせ対応、返品処理など、多くのタスクが存在します。

これらは本来のビジネスの主軸である商品企画・販売戦略・マーケティング・顧客対応とは異なる『間接業務』にあたり、人的・時間的なリソースを多く奪ってしまう要因です。

物流をアウトソースすることで、こうした定型業務や物理作業を外部に任せられるため、社内リソースを“本当に価値を生む業務”に集中させることができます。

特に、立ち上げ期やスケールアップ中の企業にとっては、リソースの集中とスピード感の両方を得られる重要な判断となるでしょう。

また、物流アウトソーシングの業者と定期的にミーティングや現場視察を行うことで、物流の知識やノウハウを吸収することも可能です。

今後物流の内製化を考えている方もまず物流アウトソーシング企業を活用することをおすすめします。

コストの最適化

物流業務を自社内で構築・維持する場合、以下のようなコストが継続的に発生します。

倉庫の賃料・光熱費
人件費(パート・アルバイト・社員)
システム導入・保守費用
備品・梱包資材・消耗品
採用・教育コスト
繁忙期対応のための一時的な外注費 など

これらは主に固定費としての性質が強く、売上や出荷件数が減ってもコストが一定額かかり続けるリスクがあります。

一方で、物流をアウトソーシングすれば、出荷件数に応じた従量課金や柔軟な費用設計が可能です。

これにより、固定費を変動費化することができます。特に売上に季節変動のあるEC事業者にとっては、費用対効果の高い選択となるでしょう。

専門性と品質の向上

物流は、ただモノを動かすだけの業務ではありません。

実際には以下のような高度なノウハウと品質管理が求められます。

誤出荷・誤梱包を防ぐ仕組み
商品ごとの最適な梱包方法
在庫の正確なリアルタイム管理
配送業者との連携調整
返品時のスムーズな処理フロー
顧客からの問い合わせ対応

物流会社はこれらを専門的に担っているプロフェッショナルであり、社内でゼロから構築するには膨大な時間と経験が必要です。

アウトソーシングによって、安定した品質・納期対応が実現でき、顧客満足度にも好影響を与えることができます。

特にD2Cやサブスクなど、ユーザー体験が重要なビジネスモデルでは、物流の品質がブランド価値を左右するため、信頼できるパートナー選びは極めて重要となるでしょう。

物流の自動化やシステム化についてさらに詳しく知りたい方は下記でも解説しておりますので、気になる方はぜひご確認ください。

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物流アウトソーシングの3つのデメリット

物流アウトソーシングの3つのデメリット

物流アウトソーシングには大きなメリットがある一方で、下記の様なデメリットも存在します。

情報共有と連携の難しさ
カスタマイズ性の制限
信頼性の確保

情報共有と連携の難しさ

物流業務を外部に委託すると、社内と倉庫側での情報のタイムラグや伝達ミスが起こるリスクがあります。

特に、キャンペーンやセール、突発的なルール変更など、即時対応が求められる場面では連携の不十分さは業務トラブルに繋がるでしょう。

例えば『キャンペーン用の特別な同梱物を入れる』という連絡が倉庫側に正確に伝わっておらず、対応漏れが発生し、クレームやブランド価値低下になるケースも少なくありません。

情報共有と連携不足の対策としては、定期的なミーティングやレポート共有、共有ツールを活用した情報の一元管理、明確なルール設定と、双方の業務理解を深くすることなどが挙げられます。

また、連絡には必ずログが残るようにし、後から確認ができるようにすることも重要です。

カスタマイズ性の制限

アウトソーシング先によっては、サービスが標準化されており、一社ごとの要望に対応しきれない場合もあります。

例えば、『特定ブランド向けのギフト包装』『リピーターへの手書きメッセージ封入』など、独自性の高いものは運用が難しいでしょう。

特に大手の物流業者では、一定の業務効率化を前提としているため、柔軟性に限界があることも少なくありません。

対策としては、初期相談の段階で、必要なカスタマイズ要件を明確に伝えることや、『標準業務 + 個別オプション』といった形式で整理・交渉することが重要です。

また、急な変更やトラブルなどに対して、柔軟に対応してくれる会社を選ぶことも非常に大切な点となります。

信頼性の確保

外部のパートナーに物流を任せる以上、誤出荷・納期遅延・在庫ズレなどのリスクに対する不安が残ります。

物流はお客様との最終接点でもあるため、ミスがブランドイメージに直結する点は注意が必要です。物流品質の低下が、顧客満足度やレビュー評価に影響を及ぼすケースもあるでしょう。

対策としては、実績・レビュー・倉庫見学などを通じて事前に信頼性を見極めることや、契約前に『SLA(サービスレベル合意書)』で品質水準を明文化すること、トライアル期間を設けて相性を確認することが重要です。

倉庫見学について、どこを確認すれば良いか分からない人は下記記事にて詳しく解説しておりますのでこちらもぜひご確認ください。

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物流アウトソーシングに必要な費用

物流アウトソーシングに必要な費用
物流アウトソーシングに委託検討しているが、全体費用がどのくらいかかるのかが分からないという人も多いのではないでしょうか?

業界平均費用についてまとめましたので下記表をご確認ください。

費用項目業界平均費用 / 月
基本費用 - システム料1~3万円
基本費用 - 事務手続き料1~3万円
変動費用 - 保管費1坪:4,500~7,000円
変動費用 - 入庫費16~40円 / 個
変動費用 - 検品費10~30円 / 個
変動費用 - 梱包費150~400円 / 個
変動費用 - 配送費500~1,000円 / 件

かかる費用は大きく分けて基本費用である『固定費用』『変動費用』の2つに分けられます。

固定費用

固定費用とは、出荷量や在庫数に関係なく毎月一定で発生する費用のことを指します。

主に『システム利用料』や『契約・事務手続き料』などが該当し、業務をスムーズに行うための基本的な環境整備にかかるコストです。

システム料は在庫管理や受注連携などの機能に関するもので、事務手続き料は初期設定や日常的な管理対応に含まれます。

月額1〜3万円程度が一般的な相場ですが、委託先の規模やサービス内容によって上下するので留意が必要です。

変動費用

変動費用は、実際の物流業務量に応じて毎月変動する費用です。

主な項目には『保管費』『入庫費』『検品費』『梱包費』『配送費』などがあり、例えば商品を多く保管したり出荷件数が増えたりすれば、その分費用も増加します。

特にEC事業のように月ごとの波があるビジネスでは、変動費が大きく影響するでしょう。保管費は1坪あたりの料金で、商品点数やサイズによって変動します。

梱包や配送は商品仕様やエリアによって料金が異なるため、自社の物流量を想定して、費用がどの程度発生するか試算しておくことが重要です。

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物流アウトソーシングの5つの選び方

物流アウトソーシングの5つの選び方

物流アウトソーシングの会社がたくさんある中でどのような基準で選定していけば良いか分からない人も多いのではないでしょうか?

重要な選定基準5点についてご紹介いたしますのでぜひご確認ください。

対応可能な業務範囲を確認
実績や導入企業数をチェック
システム連携の柔軟性
カスタマーサポート体制の充実度
費用体系が明確であること

対応可能な業務範囲を確認

物流アウトソーシングを導入する際、まず確認すべきなのが『どの業務まで対応してもらえるか』という対応範囲です。

物流業務には、商品の入庫・検品・保管・ピッキング・梱包・出荷といった基本的な作業に加え、返品処理やギフト対応、販促物の同梱、カスタマーサポートなどの付加業務が含まれることもあります。

自社の物流業務をどこまで委託するのかを明確にし、それに対応可能な業者かどうかを事前に確認することが重要です。

また、業者ごとに得意とする業種や商材が異なるため、自社の商品特性に合った業者を選ぶことで、より高品質な物流サービスが期待できます。

例えば、アパレルや食品、化粧品などは、それぞれに適した保管・取り扱い方法があり、それに対応していない業者ではトラブルの元となりかねません。

対応業務の明確化は、無駄なコストの削減や、スムーズな業務設計にもつながるため、物流アウトソーシング導入時の第一歩として非常に重要なチェック項目です。

実績や導入企業数をチェック

物流アウトソーシングの業者を選定する際には、その業者の実績や信頼性を確認することが非常に重要です。

特に、導入企業数や年間出荷件数、継続契約率などの数値は、業者の安定性と運用力を判断するうえで有力な指標となります。

例えば、年間で数十万件以上の出荷実績を持つ業者であれば、大量出荷や繁忙期の対応にも慣れており、ノウハウやトラブル対応力にも優れている可能性が高いと言えるでしょう。

また、自社と同じ業種・業態・規模の企業での導入実績があるかを確認することも重要です。

例えば、ECアパレル事業者であれば、同業他社の事例を持つ業者を選ぶことで、より的確なオペレーションや改善提案が受けられます。

さらに、公式サイトや営業資料に掲載されている『導入事例』や『お客様の声』などをチェックすることで、実際の運用状況や業者の対応姿勢を具体的に知ることが可能です。

これらの情報を元に、信頼できるパートナーかどうかを判断しましょう。

システム連携の柔軟性

物流アウトソーシングを成功させる鍵のひとつが、『システム連携の柔軟性』です。

現代の物流業務では、受注管理(OMS)、在庫管理(WMS)、顧客管理(CRM)などさまざまなシステムが連携して動いており、業者が各システムとスムーズに接続できるかどうかは、業務効率やミス防止に直結します。

特に、EC運営においては、注文から出荷までのスピードと精度が顧客満足に大きく影響するため、API連携やCSVデータの自動インポートなど、業者のIT対応力は非常に重要です。

リアルタイムでの在庫反映、出荷通知、追跡番号の自動反映などが可能であれば、手作業によるミスを大幅に減らせます。

また、自社システムに合わせたカスタマイズ対応ができる業者であれば、将来的な販路拡大や新しいツール導入時にも柔軟に対応でき、長期的なパートナーとして安心です。

導入前には、システムの接続方式や過去の連携実績、トラブル発生時の対応体制などを確認し、自社のIT環境にマッチするかを見極めましょう。

カスタマーサポート体制の充実度

物流業務では、日々さまざまなイレギュラーが発生します。

例えば、出荷ミスや納期遅延、在庫数の不一致、配送業者のトラブルなどが主に挙げられるでしょう。こうした事態に迅速かつ柔軟に対応できるかどうかは、業者のカスタマーサポート体制にかかっています。

物流アウトソーシングの業者を選ぶ際には、専任担当者の有無や、問い合わせ対応のスピード、現場と営業の連携体制など、サポート体制の充実度を必ず確認しましょう。

例えば『1営業日以内の回答保証』や『専用チャットツールの設置』など、サポートの質を示す指標があると安心です。

また、初期導入時には自社の業務フローを詳細に把握し、最適な運用を提案してくれる業者を選ぶことで、移行後のトラブルも最小限に抑えられます。

サポート体制が整っていない業者を選んでしまうと、トラブル時の対応が遅れ、結果的に顧客対応や売上に影響が出るリスクもあるでしょう。

業者の『人の質』も、物流品質を支える重要な要素です。

費用体系が明確であること

物流アウトソーシングを検討するうえで、費用の透明性は非常に大切なポイントです。

初期費用、月額基本料、保管料、作業料(入庫・出庫・ピッキングなど)、資材費、送料、システム連携費用など、多岐にわたる料金項目があるため、見積書の内訳がわかりやすく提示されているかを確認しましょう。

費用体系が不明瞭な業者では、契約後に『想定外の費用が発生した』といったトラブルにつながるケースもあります。

特に注意したいのは、『保管料や作業料の単価だけ安く見せておいて、追加費用が多く発生する』ような料金設計です。

また、自社の出荷件数やSKU数が変動する場合に、費用がどのように変動するかも確認しておくと安心でしょう。

長期的なコストシミュレーションを行い、継続的に利用できるかどうかも見極めることが重要となります。

できれば複数社から相見積もりを取り、費用とサービス内容を比較することで、納得のいく選定が可能です。

テルヰでは、費用内訳が分かりやすいように、見積時点から明朗会計を心掛けています。各費用項目を見える化しているのでコストダウンを実感可能です。

ご相談、無料見積については下記バナーよりできますので、費用について確認したい!という方はぜひお気軽にご連絡ください。

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物流アウトソーシング導入の成功事例3選

物流アウトソーシング導入の成功事例3選

実際に物流アウトソーシングの導入を成功させた例についてご紹介いたします。実例のノウハウを参考にして自社物流を改善させましょう。

アパレル:在庫過多の解消と返品対応の最適化
D2C化粧品:配送遅延の解消と満足度向上
食品:EC展開に伴う多拠点発送の効率化

アパレル:在庫過多の解消と返品対応の最適化

アパレル業界では季節ごとのトレンド変動やサイズ展開の多様化から、在庫管理が非常に難しく、在庫過多によるコスト増加が大きな課題です。

ある大手アパレルEC企業は、物流アウトソーシングを活用することで、入庫から検品、在庫管理、返品処理までを一括して委託。在庫のリアルタイム管理が可能となり、過剰在庫の早期発見と適切な補充計画の策定が実現しました。

さらに、返品対応も専門スタッフによる検品・再梱包が行われるため、再販可能な商品の早期復帰が促進され、無駄な廃棄コストの削減に繋がりました。

物流業務の効率化によって現場の負担も軽減され、顧客からの返品後の迅速な対応が評価されて顧客満足度の向上にも寄与しています。

結果として、在庫コスト削減と顧客リピート率向上という両面で成功を収めた好例です。

D2C化粧品:配送遅延の解消と満足度向上

D2C(Direct to Consumer)で化粧品を販売するあるスタートアップ企業は、急成長に伴い配送遅延が頻発し、顧客からのクレームが増加していました。

自社での物流管理が限界に達したため、物流アウトソーシングを導入しました。

業者との連携により、受注から出荷までのリードタイムが大幅に短縮され、発送遅れによるトラブルが激減。

さらに、システム連携を強化し、出荷状況のリアルタイム追跡や自動通知を顧客に提供できるようにしたことで、安心感が向上しました。

物流のプロによる効率的な在庫管理と品質管理も加わり、配送品質が向上。これにより顧客満足度が上がり、SNSや口コミでの好評が売上増加を後押ししました。

物流アウトソーシングによるスケールアップが、ブランド成長の重要な柱となった事例です。

食品:EC展開に伴う多拠点発送の効率化

食品メーカーがEC販売を拡大する中で課題となったのが、多拠点からの発送管理の複雑化でした。従来は各拠点で個別に出荷業務を行っていたため、在庫の偏りや配送遅延が頻発していました。

そこで物流アウトソーシング業者に依頼し、複数拠点の在庫を一元管理することになりました。

全国各地の倉庫ネットワークを活用し、顧客に最も近い拠点から効率的に商品を発送する体制を構築することで、配送時間の短縮と輸送コストの削減を実現。

さらに、品質管理の専門スタッフが温度管理や賞味期限の管理を徹底したことで、食品の安全性と鮮度が向上しました。

結果として、ECでの販売量が増加しても安定した物流体制を維持でき、顧客満足度とリピート率の向上に成功しました。

食品特有の厳しい管理要件にも対応した物流アウトソーシングが、成長の鍵となった事例です。

信頼して物流業務委託ができる会社5選

信頼して物流業務委託ができる会社5選

物流を委託する会社は長期で付き合うことがほとんどです。アウトソースを成功させるには、信頼のある会社に委託することが重要となります。

信頼して物流業務委託できる会社について5つご紹介いたしますのでぜひご確認ください。

テルヰ『HIGH LOGI』
鈴与
ロジレス
ウルロジ
若洲

テルヰ『HIGH LOGI』


テルヰ『HIGH LOGI』

テルヰではEC事業向けの物流代行サービス『HIGH LOGI』を提供しています。50年以上配送サービスに携わってきたノウハウを活かして、高品質な物流サービスを提供することが可能です。

また、各お客様の課題に対して最適な物流戦略を提供し、在庫管理を最適化したり、顧客満足度・ブランド価値の向上に貢献します。

さらに、テルヰ独自の『エコクルシステム』により、不要となった在庫品を自社戻さずにテルヰにて仕分け処分を行うサービスも提供することが可能です。

廃棄コストを削減できるだけでなく、環境負荷低減の物流を行っているとして顧客にアピールすることもできます。

もし、『HIGH LOGI』についてさらなる詳細を確認したい方や、無料見積・倉庫見学を行いたい方は下記バナーよりぜひお気軽にお問い合わせください。

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鈴与


鈴与

鈴与は創業150年以上の老舗物流企業で、多様な業種・業態に対応する総合物流サービスを提供しています。

全国に広がる物流ネットワークと拠点数の多さが大きな強みで、食品や化学品など専門性の高い分野でも高品質なサービスを展開しているのが特徴です。

安全管理や品質保証体制が充実しており、特に温度管理や危険物取り扱いなど厳しい規制がある物流に強みがあります。

長年の実績から得たノウハウを活かし、安定した運用を求める企業におすすめの信頼性の高いパートナーです。

CSR活動や環境負荷低減への取り組みも評価されています。

参考:鈴与ホームページ

ロジレス


ロジレス

ロジレスはクラウド型の物流管理システム(WMS)を軸に、小〜中規模のEC事業者に人気の物流アウトソーシング企業です。

シンプルで使いやすいシステムを提供し、受注から出荷までの業務効率化を強力に支援しており、特に多拠点対応や多チャネル販売の管理に長けており、変動する物流需要にも柔軟に対応できます。

リアルタイムの在庫可視化や自動発注連携、返品処理のサポートも充実しているため、初めて物流アウトソーシングを検討するEC事業者におすすめです。

リーズナブルな費用体系も魅力の一つとなります。

参考:ロジレスホームページ

ウルロジ


ウルロジ

ウルロジは『物流の課題をITで解決する』をコンセプトにした次世代型物流アウトソーシングサービスを展開しています。

自社開発のクラウド物流プラットフォームを駆使し、受注管理やピッキング、配送までの一連の物流プロセスを最適化しているのが特徴です。

特にデータ分析やAIを活用した業務改善提案に強みがあり、物流コスト削減や納期短縮に寄与しています。

また、柔軟なカスタマイズ対応でD2Cや新興EC事業者からの支持も厚く、将来的な拡張性を重視する企業に適しているでしょう。

現場とITを融合させた効率的な物流運営を実現するパートナーです。

参考:ウルロジホームページ

若洲


若洲

若洲は、関東圏を中心に高品質な倉庫管理と物流サービスを提供している企業です。

特に食品や医療品、化粧品などの温度管理が必要な商材の取り扱いに実績があり、品質保持を徹底しています。

フレキシブルな対応力と迅速なカスタマーサポート体制が強みで、顧客の細かなニーズにも丁寧に応えているのが特徴です。

物流アウトソーシングの初心者から経験者まで幅広い企業に選ばれており、安定した現場運営と安心感のあるサービスを求める企業におすすめとなります。

地域密着型で迅速対応が可能な点も魅力です。

参考:若洲ホームページ

まとめ

まとめ

物流アウトソーシングの選び方から、メリット・デメリット、導入した時の成功事例について解説してきました。

重要なポイントは、信頼のおける物流パートナーを選定することです。物流業務のアウトソースは長期的な付き合いとなるため、最初の段階で見極めることが重要となります。

テルヰは、『日本で一番お客様のことを考える会社』を目指して日々改善提案や品質向上に尽力していることが強みの一つです。

もし、物流のことで何かお困りのことがございましたらぜひお聞かせください。お客様の物流課題に対して、最適なご提案をお約束いたします。

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