EC販売を行う事業者の中には、社内で全ての物流業務を行うことに限界を感じている方もいるのではないでしょうか。
物流代行サービスは、プロの物流専門業者が業務の負担を軽減してくれるので、ビジネスに集中できる環境が手に入ると注目を集めています。
今回はshopifyを利用中/検討中の事業者に向けて、おすすめの物流代行業者や、業者にお願いするメリット/デメリットを解説します。
株式会社テルヰでは『お客様第一』を経営理念に掲げ、50年以上にわたって幅広い業種/業界に運送サービスの提供を行い、豊富な経験や知見を活かして問題解決に取り組んできた実績があります。
株式会社テルヰの新しいビジネス『HIGH LOGI』に興味がある方は、下記ページからのエントリー、お待ちしております。
shopifyは2004年にカナダでサービスを開始し、現在では世界170ヵ国以上で利用されているECサイト構築のプラットフォームです。
日本には2017年に登場し、2024年には国内の利用店舗数は32,000件以上にまで拡大していて、EC販売の需要に応えるためには無くてはならない存在となっています。
shopifyの魅力はどのような所にあるのでしょうか。下記で箇条書きでまとめていきます。
次の項目では、shopifyに対応した物流代行業者をご紹介します。
shopifyと倉庫連携することのできる業者はいくつかありますが、おすすめの業者を4つに絞りましたので、是非ご覧ください。
【特徴】
【どのような方にオススメか】
株式会社オープンロジでは、shopifyと自社のECシステムをAPI連携し、幅広い業界の物流業務をお手伝いしてきた実績があります。
柔軟で拡張性の高いフルフィルメントネットワークを体験したい方にオススメのサービスです。
参考:オープンロジのHP
【特徴】
【どのような方にオススメか】
株式会社STOCKCREWでは中小企業のEC事業者向けに発送代行サービスを行っています。
料金体系もシンプルで初心者でも扱いやすいのが特徴です。
参考:STOCKCREWのHP
【特徴】
【どのような方にオススメか】
トランスコスモス株式会社では、shopify専用の物流倉庫を用意し、EC事業者様の物流業務をサポートしています。
shopify管理画面内で全ての操作が行えるので、作業効率を上げたい方にオススメです。
参考:shopify専用物流倉庫サービス
【特徴】
【どのような方にオススメか】
HIGHLOGIは株式会社テルヰが始めた物流代行サービスで、アパレル/コスメ/雑貨を中心に豊富な発送実績があります。
shopify以外にもAmazon/楽天市場/Yahooショッピングなどの、大手ショッピングサイトとも連携可能なので、様々なECサイトの併用を検討している方はお気軽にお問い合わせください。
物流代行とは、自社で行う物流業務を物流のプロに委託できるサービスのことで、具体的には下記の4つのメリットが考えられます。
次の項目からはそれぞれ詳しく解説していきます。
物流業務は商品の受注から配送までの一連の作業のことを指し、手間や時間がかかります。
物流業務を専門業者に頼むことで、自社社員の時間を確保できるとともに、商品開発や販促活動などのコア業務に注力することが可能です。
コア業務は事業の成長を支える中核なので、将来的に事業拡大を目指している方は、早めに導入しておくことをオススメします。
EC販売やネットショッピングを運営していると、発送遅延や発送ミスが原因で顧客から信用を失うケースがあります。
一度信用を失ってしまったら、信頼関係を元の状態まで修復することは難しく、最悪の場合には顧客離れになる可能性もあるかもしれません。
物流代行業者では業務を機械化していることも多く、人的ミスを極限まで減らすことのできる仕組みが完成しています。
トラブルを未然に防ぎたい方、物流の質の向上や安定化を目指している方はすぐに導入しましょう。
自社で物流業務を行う場合には、在庫や資材を保管/管理するために倉庫とスタッフを用意する必要があり、繁忙期や閑散期に関係なく、毎月固定でお金を支払わなければなりません。
しかし物流を専門業者に業務を委託すると、保管スペースを他のことに利用できる他、賃料や管理費、スタッフの人件費などのコストを削減することができるでしょう。
自社内で商品を多く取り扱う場合、正確なデータをとるために需要と供給のバランスを分析する必要があり、なかなか骨が折れる作業です。
代行業者のサポートを受ければ、受注から発送までにかかる費用や回転率などのデータを収集し、報告してもらえるので、経営全体の見直しを図ることができるでしょう。
物流代行業者に業務委託することはメリットばかりではなく、デメリットも存在します。
具体的には下記の3つのデメリットが考えられるでしょう。
次の項目からは詳しく解説していきたいと思います。
自社で物流業務を行う場合は『特別なラッピング』や『発送の一時停止』などに、即座に対応することができます。
しかしマニュアル化された代行業者に業務を委託する場合、業者側の仕組みに合わせなければならないので、個別対応をしてもらえないこともあるでしょう。
個別に対応ができたとしてもサービス料とは別に、料金を支払わなければならないケースもあるため、業務範囲には気を付けて契約をしましょう。
当たり前かもしれませんが、事業に携わる人が増えれば増えるほど、外に情報が流出するリスクは高まってしまいます。
物流業務の代行はお客様の名前や住所、電話番号などの個人情報を第三者に委託するため、もしも情報漏洩をしてしまったら、自社に多くの損害が出ることも予想できるでしょう。
リスクを軽減するためには、契約する前に代行業者の実績やセキュリティを確認し、信頼できる業者かどうかを判断することが重要です。
業者に物流業務を委託してしまうと、自社内にノウハウが蓄積されず、内製化に踏み出すことができなくなるという問題があります。
将来的に内製化も検討している方は、外部委託中に代行業者から物流業務に関するノウハウを学び、現場で問題が発生しても対応できる力を備えておくと良いでしょう。
shopifyを利用する方の中には『どのようなタイミングでサービスを導入するべきか分からない』という方もいるかもしれません。
導入するタイミングについて悩んでいる方は、下記の4つの項目を見て、1つでも当てはまるものがあれば行動に移してみると良いでしょう。
次の項目ではより詳細に解説していきますので、是非ご参考ください。
事業が軌道に乗り始め注文数が増加すると、倉庫の賃貸料や商品を管理するスタッフの人件費、発送時にかかる送料などが嵩み、全体的なコストが大きくなります。
物流代行を頼む前に、自社内でかかっているコストと代行する時のコストを比較するようにしましょう。
事業規模の拡大とともに、物流コストが高くなってきたと感じる場合には、検討を進めてみてください。
物流業務に時間をかけすぎてしまうと、本来力を注ぐべき仕事が疎かになり、経営が悪化する要因になりかねません。
全体の業務量の中で物流業務はどのくらいの割合を占めているのかを常に意識して、コア業務にかける時間も大切にするようにしましょう。
事業が軌道に乗ってから代行サービスの利用を検討する方も多くいますが、コア業務の負担が大きくなりやすい事業立ち上げ時期も、代行サービスを導入するのに良いタイミングです。
これから事業を始めようと考えている方も、この機会に検討してみてください。
季節やイベント、セールの時期は購入者が増えるため、倉庫内に在庫を多く抱える事業者も多くいます。
繁忙期に保管スペースが足りなくなると、倉庫の拡張や賃借りすることも考えるかもしれませんが、毎月の倉庫の賃貸料が負担になることもあるでしょう。
物流コストの比較をした際にアウトソーシングの方がコスト削減に繋がる場合には利用を考えてみましょう。
EC物流の事業を拡大するときに、海外発送に対応する場面も出てくるかと思います。
海外展開する際には、通関手続きなどの知識や物流システムの改善が必要になるでしょう。
海外発送は特にスピード感が重要なので、知識やノウハウがない方は物流のプロに任せることをオススメします。
代行業者を選ぶときのポイントは人それぞれですが、下記のような基準を設けておくとスムーズです。
次の項目で詳しく解説しますので、ご参考にしていただけたら幸いです。
過去の導入実績はその業者の信頼性や安全性を確かめる上で重要な項目です。
導入実績がある会社には安心して任せることができますし、逆に実績のない会社にリスクを感じる方も多いでしょう。
また業者によって得意な商材、不得意な商材があるため、同じ業界/商材を取り扱う会社から利用があるかも注目しながら、慎重に選定してみてください。
物流業務を委託すると、自分で商品を見る機会が少なくなります。
そのため商品の管理状況や状態を、定期的に自分の目で確認したいという方は、自社と倉庫までの距離はなるべく近い方がいいでしょう。
また何かトラブルが発生した時に、自社と保管場所までの距離が遠かったり、アクセスが悪かったりすると対応に遅れる可能性もあるので、倉庫までの時間がかからない業者を選択することをオススメします。
担当者や現場のスタッフとのやり取りの速さは、トラブル時の対応に遅れを取らないために必要不可欠です。
問い合わせ時の対応スピード、受け答えははっきりしているかなどをチェックし、信頼できる業者を選択してみてください。
サービスごとの料金体系は分かりやすいか、費用に見合ったサービスを提供しているかを見極めることは重要なことです。
中でも入庫費や配送費、梱包費は業者によって数量やサイズごとの価格が異なります。
料金を比較する際には、項目ごとに見積もりを出すようにしてみてください。
代行サービスを利用する事業者の中には、改善の優先度が高い業務だけ委託したいという方もいるのではないでしょうか。
業者やサービス形態によって対応できる業務の範囲が違うので、契約前に自社が抱えている課題の解決に本当に役立つのか確認してみてください。
代行業者によって出荷数に制限があることも考えられるので、一度に出荷できる最小個数と最大個数をチェックしておく必要があります。
また自社商品の取り扱いは可能かなどを事前に調べておくと、追加でお金を請求されることもなくなり、業者選びでの失敗を防ぐことができます。
海外展開も視野に入れている事業者は、海外発送に対応している代行業者を探す必要があります。
海外に発送できる業者の中にはオペレーターが外国人で、日本語でのコミュニケーションに時間がかかる場合もあるかもしません。
迅速な対応をするためにも、意思疎通が取れる会社にお願いするようにしましょう。
発送代行サービスの具体的な料金は、上記の表の固定費と変動費を合算して求めることができます。
キャンセル処理/返品対応/ギフトラッピング/流通加工など必要に応じて払う項目もありますので、サービス料金と一緒に確認するようにしましょう。
また表示されている料金が固定費のみの場合や対応できる範囲が極端に狭い場合、想定していた金額よりも多く支払う可能性があるので要注意です。
契約を結ぶ前に業者に確認を取るのはもちろん、実際の支払額をシミュレーションしておくと良いでしょう。
発送代行は個人でも利用できるのか疑問に感じている方もいるかもしれませんが、適切なサービスを選択すれば問題なく利用できます。
物流代行業者を通して配送業者と契約を結ぶ場合、送料が通常より安くなるほか、小ロットでの配送も可能になるというメリットもあり、個人事業主の方がメリットが大きいです。
中規模以上の事業者向けサービスだとコストが高くなる可能性もあるので、個人事業主向けにサービスを展開している会社を選択することをオススメします。
今回は代行業者を活用するメリット/デメリットや、業者を選ぶときのポイントについて解説してきました。
現在ECの需要は高く、成長が期待されている一方で、企業側の物流業務の負担は大きくなっていくことが予想されます。
そのため業績アップを狙っている方は、その都度物流システムを改善することが必要です。
HIGHLOGIでは、お客様の課題に合わせて適切な物流戦略の提案をし、業務効率化をサポートします。
無料で相談できますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
物流代行サービスは、プロの物流専門業者が業務の負担を軽減してくれるので、ビジネスに集中できる環境が手に入ると注目を集めています。
今回はshopifyを利用中/検討中の事業者に向けて、おすすめの物流代行業者や、業者にお願いするメリット/デメリットを解説します。
株式会社テルヰでは『お客様第一』を経営理念に掲げ、50年以上にわたって幅広い業種/業界に運送サービスの提供を行い、豊富な経験や知見を活かして問題解決に取り組んできた実績があります。
株式会社テルヰの新しいビジネス『HIGH LOGI』に興味がある方は、下記ページからのエントリー、お待ちしております。
shopifyとは
shopifyは2004年にカナダでサービスを開始し、現在では世界170ヵ国以上で利用されているECサイト構築のプラットフォームです。
日本には2017年に登場し、2024年には国内の利用店舗数は32,000件以上にまで拡大していて、EC販売の需要に応えるためには無くてはならない存在となっています。
shopifyの魅力はどのような所にあるのでしょうか。下記で箇条書きでまとめていきます。
- 有料/無料のテーマが用意されているので、ECサイトを立ち上げる際に専門的知識が不要
- デザインの自由度が高い
- ストア機能/決済機能/マーケティングなどECサイトに必要な機能は全て揃っている
- ビジネスの成長によって機能を拡張することができる
- 海外展開に向いている
次の項目では、shopifyに対応した物流代行業者をご紹介します。
shopifyと倉庫連携できる業者4選!
倉庫形態 | 保管費 | 入庫費 | 配送費 | |
---|---|---|---|---|
オープンロジ | 連携倉庫 | 個別見積もり | 個別見積もり | 個別見積もり |
STOCKCREW | 自社倉庫 | 10円~ | 10円 | 300円 |
shopify専用物流倉庫サービス | 自社倉庫 | 個別見積もり | 無料 | 685円~ |
HIGHLOGI | 自社倉庫 | 個別見積もり | 個別見積もり | 個別見積もり |
shopifyと倉庫連携することのできる業者はいくつかありますが、おすすめの業者を4つに絞りましたので、是非ご覧ください。
オープンロジ
【特徴】
- 従量課金のみの料金プラン
- API連携で物流業務の自動化
- 国内/海外配送にもワンストップで対応
- 独自の品質向上サイクルで誤出荷率0.002%に抑制
【どのような方にオススメか】
- コア業務に集中したい人
- 人員不足で業務が急迫している人
- 顧客満足度をさらに向上させたい人
- 物流トラブルやミスが多く困っている人
株式会社オープンロジでは、shopifyと自社のECシステムをAPI連携し、幅広い業界の物流業務をお手伝いしてきた実績があります。
柔軟で拡張性の高いフルフィルメントネットワークを体験したい方にオススメのサービスです。
参考:オープンロジのHP
STOCKCREW
【特徴】
- 初期費用/固定費/システム料が無料
- 個人事業主でも利用可能
- 1点からでも配送可能
- 日本最大級80台のAMR稼働
【どのような方にオススメか】
- 小ロットで物流業務をお願いしたい方
- 発送コストを減らしたい方
- 発送の手間を減らしたい方
- 初めての物流代行で何から始めたら良いのかわからない方
株式会社STOCKCREWでは中小企業のEC事業者向けに発送代行サービスを行っています。
料金体系もシンプルで初心者でも扱いやすいのが特徴です。
参考:STOCKCREWのHP
shopify専用物流倉庫サービス
【特徴】
- 厳重なセキュリティ対策
- 千葉県に4,000坪を超える巨大な倉庫を所持
- 安心/安全な自社倉庫でテスト出荷にも対応可能
- 豊富なオプションサービスを提供
【どのような方にオススメか】
- shopifyしか利用していない方
- とにかく物流にかかる手間を減らしたい方
- すぐに倉庫を借りたい方
トランスコスモス株式会社では、shopify専用の物流倉庫を用意し、EC事業者様の物流業務をサポートしています。
shopify管理画面内で全ての操作が行えるので、作業効率を上げたい方にオススメです。
参考:shopify専用物流倉庫サービス
HIGHLOGI
【特徴】
- 海外発送に対応可能
- API連携で物流を自動化
- 在庫管理システムで倉庫への出荷指示や在庫確認がオンラインから可能
- 小規模事業者から大手企業様まで幅広い方向けにサービスを展開
【どのような方にオススメか】
- 関東圏で自社から近い倉庫を探している方
- shopify以外のモール/ショッピングカートも利用している方
- 低温管理が必要な商材を取り扱う方
- ギフト発送をしたい方
HIGHLOGIは株式会社テルヰが始めた物流代行サービスで、アパレル/コスメ/雑貨を中心に豊富な発送実績があります。
shopify以外にもAmazon/楽天市場/Yahooショッピングなどの、大手ショッピングサイトとも連携可能なので、様々なECサイトの併用を検討している方はお気軽にお問い合わせください。
shopify利用者が物流代行を業者にお願いするメリット
物流代行とは、自社で行う物流業務を物流のプロに委託できるサービスのことで、具体的には下記の4つのメリットが考えられます。
- 業務効率が上がる
- 物流の質が上がる
- 物流にかかるコストを削減できる
- 業務の流れが視覚的に分かりやすくなる
次の項目からはそれぞれ詳しく解説していきます。
業務効率が上がる
物流業務は商品の受注から配送までの一連の作業のことを指し、手間や時間がかかります。
物流業務を専門業者に頼むことで、自社社員の時間を確保できるとともに、商品開発や販促活動などのコア業務に注力することが可能です。
コア業務は事業の成長を支える中核なので、将来的に事業拡大を目指している方は、早めに導入しておくことをオススメします。
物流の質が上がる
EC販売やネットショッピングを運営していると、発送遅延や発送ミスが原因で顧客から信用を失うケースがあります。
一度信用を失ってしまったら、信頼関係を元の状態まで修復することは難しく、最悪の場合には顧客離れになる可能性もあるかもしれません。
物流代行業者では業務を機械化していることも多く、人的ミスを極限まで減らすことのできる仕組みが完成しています。
トラブルを未然に防ぎたい方、物流の質の向上や安定化を目指している方はすぐに導入しましょう。
物流にかかるコストを削減できる
自社で物流業務を行う場合には、在庫や資材を保管/管理するために倉庫とスタッフを用意する必要があり、繁忙期や閑散期に関係なく、毎月固定でお金を支払わなければなりません。
しかし物流を専門業者に業務を委託すると、保管スペースを他のことに利用できる他、賃料や管理費、スタッフの人件費などのコストを削減することができるでしょう。
業務の流れが視覚的に分かりやすくなる
自社内で商品を多く取り扱う場合、正確なデータをとるために需要と供給のバランスを分析する必要があり、なかなか骨が折れる作業です。
代行業者のサポートを受ければ、受注から発送までにかかる費用や回転率などのデータを収集し、報告してもらえるので、経営全体の見直しを図ることができるでしょう。
shopify利用者が物流代行を業者にお願いするデメリット
物流代行業者に業務委託することはメリットばかりではなく、デメリットも存在します。
具体的には下記の3つのデメリットが考えられるでしょう。
- 柔軟な対応ができない
- 個人情報が漏洩する危険性がある
- ノウハウが蓄積されない
次の項目からは詳しく解説していきたいと思います。
柔軟な対応ができない
自社で物流業務を行う場合は『特別なラッピング』や『発送の一時停止』などに、即座に対応することができます。
しかしマニュアル化された代行業者に業務を委託する場合、業者側の仕組みに合わせなければならないので、個別対応をしてもらえないこともあるでしょう。
個別に対応ができたとしてもサービス料とは別に、料金を支払わなければならないケースもあるため、業務範囲には気を付けて契約をしましょう。
個人情報が漏洩する危険性がある
当たり前かもしれませんが、事業に携わる人が増えれば増えるほど、外に情報が流出するリスクは高まってしまいます。
物流業務の代行はお客様の名前や住所、電話番号などの個人情報を第三者に委託するため、もしも情報漏洩をしてしまったら、自社に多くの損害が出ることも予想できるでしょう。
リスクを軽減するためには、契約する前に代行業者の実績やセキュリティを確認し、信頼できる業者かどうかを判断することが重要です。
ノウハウが蓄積されない
業者に物流業務を委託してしまうと、自社内にノウハウが蓄積されず、内製化に踏み出すことができなくなるという問題があります。
将来的に内製化も検討している方は、外部委託中に代行業者から物流業務に関するノウハウを学び、現場で問題が発生しても対応できる力を備えておくと良いでしょう。
shopifyで物流代行を検討するタイミング
shopifyを利用する方の中には『どのようなタイミングでサービスを導入するべきか分からない』という方もいるかもしれません。
導入するタイミングについて悩んでいる方は、下記の4つの項目を見て、1つでも当てはまるものがあれば行動に移してみると良いでしょう。
- 物流に関するコストが膨れ上がっている
- 物流業務に時間を取られすぎている
- 商品数が増えたので、倉庫を新しく借りる必要がある
- 海外発送に対応する必要がある
次の項目ではより詳細に解説していきますので、是非ご参考ください。
物流に関するコストが膨れ上がっている
事業が軌道に乗り始め注文数が増加すると、倉庫の賃貸料や商品を管理するスタッフの人件費、発送時にかかる送料などが嵩み、全体的なコストが大きくなります。
物流代行を頼む前に、自社内でかかっているコストと代行する時のコストを比較するようにしましょう。
事業規模の拡大とともに、物流コストが高くなってきたと感じる場合には、検討を進めてみてください。
物流業務に時間を取られすぎている
物流業務に時間をかけすぎてしまうと、本来力を注ぐべき仕事が疎かになり、経営が悪化する要因になりかねません。
全体の業務量の中で物流業務はどのくらいの割合を占めているのかを常に意識して、コア業務にかける時間も大切にするようにしましょう。
事業が軌道に乗ってから代行サービスの利用を検討する方も多くいますが、コア業務の負担が大きくなりやすい事業立ち上げ時期も、代行サービスを導入するのに良いタイミングです。
これから事業を始めようと考えている方も、この機会に検討してみてください。
商品数が増えたので、倉庫を新しく借りる必要がある
季節やイベント、セールの時期は購入者が増えるため、倉庫内に在庫を多く抱える事業者も多くいます。
繁忙期に保管スペースが足りなくなると、倉庫の拡張や賃借りすることも考えるかもしれませんが、毎月の倉庫の賃貸料が負担になることもあるでしょう。
物流コストの比較をした際にアウトソーシングの方がコスト削減に繋がる場合には利用を考えてみましょう。
海外発送に対応する必要がある
EC物流の事業を拡大するときに、海外発送に対応する場面も出てくるかと思います。
海外展開する際には、通関手続きなどの知識や物流システムの改善が必要になるでしょう。
海外発送は特にスピード感が重要なので、知識やノウハウがない方は物流のプロに任せることをオススメします。
shopifyに連携可能な代行業者を選ぶときのポイント
代行業者を選ぶときのポイントは人それぞれですが、下記のような基準を設けておくとスムーズです。
次の項目で詳しく解説しますので、ご参考にしていただけたら幸いです。
過去の実績はあるか
過去の導入実績はその業者の信頼性や安全性を確かめる上で重要な項目です。
導入実績がある会社には安心して任せることができますし、逆に実績のない会社にリスクを感じる方も多いでしょう。
また業者によって得意な商材、不得意な商材があるため、同じ業界/商材を取り扱う会社から利用があるかも注目しながら、慎重に選定してみてください。
保管場所にはアクセスしやすいか
物流業務を委託すると、自分で商品を見る機会が少なくなります。
そのため商品の管理状況や状態を、定期的に自分の目で確認したいという方は、自社と倉庫までの距離はなるべく近い方がいいでしょう。
また何かトラブルが発生した時に、自社と保管場所までの距離が遠かったり、アクセスが悪かったりすると対応に遅れる可能性もあるので、倉庫までの時間がかからない業者を選択することをオススメします。
コミュニケーションは取れるか
担当者や現場のスタッフとのやり取りの速さは、トラブル時の対応に遅れを取らないために必要不可欠です。
問い合わせ時の対応スピード、受け答えははっきりしているかなどをチェックし、信頼できる業者を選択してみてください。
費用対効果は高いか
サービスごとの料金体系は分かりやすいか、費用に見合ったサービスを提供しているかを見極めることは重要なことです。
中でも入庫費や配送費、梱包費は業者によって数量やサイズごとの価格が異なります。
料金を比較する際には、項目ごとに見積もりを出すようにしてみてください。
対応業務の範囲はどうか
代行サービスを利用する事業者の中には、改善の優先度が高い業務だけ委託したいという方もいるのではないでしょうか。
業者やサービス形態によって対応できる業務の範囲が違うので、契約前に自社が抱えている課題の解決に本当に役立つのか確認してみてください。
出荷可能数に制限はあるか
代行業者によって出荷数に制限があることも考えられるので、一度に出荷できる最小個数と最大個数をチェックしておく必要があります。
また自社商品の取り扱いは可能かなどを事前に調べておくと、追加でお金を請求されることもなくなり、業者選びでの失敗を防ぐことができます。
海外発送に対応しているか
海外展開も視野に入れている事業者は、海外発送に対応している代行業者を探す必要があります。
海外に発送できる業者の中にはオペレーターが外国人で、日本語でのコミュニケーションに時間がかかる場合もあるかもしません。
迅速な対応をするためにも、意思疎通が取れる会社にお願いするようにしましょう。
shopify向け発送代行の料金相場と内訳
種類 | 内訳 | 金額 |
---|---|---|
固定費 | 基本料金 | 30,000~100,000円 |
保管費用 | 都市部:5,000~10,000円 近郊部:4,000~6,000円 | |
変動費 | 入庫費用 | 1品あたり:10~30円 1箱あたり:30~150円 |
梱包費用 | 100~500円 | |
配送費用 | 60サイズ:400円 120サイズ以上:600円前後 |
発送代行サービスの具体的な料金は、上記の表の固定費と変動費を合算して求めることができます。
キャンセル処理/返品対応/ギフトラッピング/流通加工など必要に応じて払う項目もありますので、サービス料金と一緒に確認するようにしましょう。
また表示されている料金が固定費のみの場合や対応できる範囲が極端に狭い場合、想定していた金額よりも多く支払う可能性があるので要注意です。
契約を結ぶ前に業者に確認を取るのはもちろん、実際の支払額をシミュレーションしておくと良いでしょう。
shopifyの発送代行は個人でもできるの?
発送代行は個人でも利用できるのか疑問に感じている方もいるかもしれませんが、適切なサービスを選択すれば問題なく利用できます。
物流代行業者を通して配送業者と契約を結ぶ場合、送料が通常より安くなるほか、小ロットでの配送も可能になるというメリットもあり、個人事業主の方がメリットが大きいです。
中規模以上の事業者向けサービスだとコストが高くなる可能性もあるので、個人事業主向けにサービスを展開している会社を選択することをオススメします。
まとめ
今回は代行業者を活用するメリット/デメリットや、業者を選ぶときのポイントについて解説してきました。
現在ECの需要は高く、成長が期待されている一方で、企業側の物流業務の負担は大きくなっていくことが予想されます。
そのため業績アップを狙っている方は、その都度物流システムを改善することが必要です。
HIGHLOGIでは、お客様の課題に合わせて適切な物流戦略の提案をし、業務効率化をサポートします。
無料で相談できますので、まずはお気軽にお問い合わせください。