BLOG

ブログ

  • 物流

Amazonで商品を販売する際に便利なのが『FBA(Fulfillment by Amazon)』です。

注文処理や梱包、発送、カスタマー対応までをAmazonが代行してくれるサービスですが、FBA倉庫への納品にはラベル貼りや梱包、納品プランの作成が必要となります。

そこで役立つのが『FBA納品代行サービス』です。

この記事ではFBAのメリット・デメリットに加え、おすすめのFBA納品代行業者5選を紹介いたしますのでぜひ最後までご覧ください。

本記事はこんな方におすすめ!
  • FBA納品代行についてメリットやデメリット、相場価格について知りたい人
  • FBA納品代行のおすすめ企業を知りたい人

EC物流専門の『HIGH LOGI(ハイロジ)』では、Amazon納品も含めたトータルサポートを行っております。無料見積や倉庫見学については下記よりお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはこちら >>




FBA納品代行とは?

FBA納品代行とは?

FBAとは?

FBAとは『Fulfillment by Amazon』の略で、Amazonが商品の保管・注文処理・発送・カスタマー対応まで代行してくれるサービスです。

販売者が商品をAmazonの倉庫に送った後、商品が売れるとAmazonが自動的にピッキングや梱包、配送、返品対応まで全て対応してくれます。

FBAを利用するメリットは下記の通りです。

物流業務の最適化
海外顧客へのアプローチ可能
Amazonプライム対象となり販売促進

物流の大部分を代行してもらえるので、物流業務の手間は大きく削減されるでしょう。また、追加費用なしで海外配送プログラムを活用でき、海外ユーザーもターゲット層にできるのは大きなメリットです。

そして、Amazonプライム対象商品となるので、商品にプライムマークがつくだけでなく、ユーザーの送料が無料となり、売上拡大も見込めるでしょう。

FBA納品代行とは?

FBA納品代行とは、AmazonのFBAを利用して販売する際に必要な、FBA倉庫への商品納品作業を外部委託するサービスです。

FBAサービスは、出品者の代わりに物流業務を代行してくれる便利な仕組みですが、その前段階として『FBA倉庫への正確な納品』が求められます。

納品には、商品ごとのラベル貼付、梱包、配送伝票の作成、納品プランの作成など、細かく煩雑な作業が多数あるので、FBAサービスを利用したからといって、物流業務が完全にゼロになるわけではありません。

倉庫への発送業務が手間だと感じる方は、FBA納品代行業者を活用して、業務の効率化や物流業務の完全なアウトソース化を推し進めましょう。

FBA納品代行が必要な理由

そもそも、『倉庫への納品作業くらい自分でやれば良いのではないか?』と思う方は多いでしょう。

しかし、実際には、FBAへの納品は想像以上に手間と時間がかかる作業であり、多くの事業者が早い段階でFBA納品代行の活用を検討し始めます。

多くの事業者がFBA納品代行を利用する大きな理由は納品作業が非常に煩雑であるからです。

FBA納品には、在庫管理における最小の単位(SKU)ごとのラベル貼付、適切な梱包、仕分け、納品プランの作成、配送業者の手配など、数多くの作業があります。

Amazonのガイドラインに従わなければならないため、ルールを理解していないと納品ミスやペナルティを受けてしまうことが増えるでしょう。

ペナルティの内容としては、出品停止や商品の廃棄、売上金の留保や没収などで、出荷遅延率が4%を超えると、最悪の場合アカウント停止になる可能性もあります。

素早く効率的かつ正確にFBAに納品するためにも、FBA納品代行を利用することは非常に重要と言えるでしょう。

FBA納品代行の相場費用

FBA納品代行の相場費用

FBA納品代行を利用する際の相場費用については下記の通りです。

費用項目相場価格(目安)内容・備考
初期費用0~10,000円アカウント登録や初期設定費。無料の業者も多数。
月額利用料0~10,000円/月システム利用・基本サポート料。小規模事業者向けに無料プランあり。
納品代行手数料1,000~3,000円/件納品プラン作成・ラベル管理など一式の基本料金
検品・受入作業10~30円/点商品数確認、破損チェック等の作業
ラベル貼付10~30円/枚FNSKUなどAmazon指定ラベルを商品に貼付
梱包・封入作業30~100円/点OPP袋入れ、緩衝材、テープ止めなど
セット組み50~150円/セット複数商品をまとめて1セットに加工
出荷準備(箱詰め)300~800円/箱段ボール封入、ラベル貼付、出荷チェックなど
保管料0.5~1.5円/点・日
または3,000~8,000円/坪・月
長期間預ける場合に発生。無料保管期間ありの業者も。
送料(FBA倉庫まで)実費地域・サイズにより変動。ヤマトや佐川の送料を実費請求されるケースが一般的。

月額利用料などの『固定費』と、物量によって変動する『変動費』の2つに分けることができます。

取扱量が少ない事業者であれば、初期費用無料などの固定費の低い業者を優先し、逆に取扱量が多い事業者であれば、作業単価が低い業者を活用しましょう。

ただ、重要なのは金額よりもスピードや対応の正確さなどのサービス品質です。サービスが悪ければ、顧客への印象が悪くなるだけでなく、ペナルティを受けてしまうことにも繋がります。

業者を比較選定する際は総合的に評価することがおすすめです。

FBA納品代行の3つのメリット

FBA納品代行の3つのメリット

作業時間の大幅な削減

FBAは非常に便利なサービスですが、倉庫に納品するには非常に手間がかかります。

商品の個別検品
FNSKUラベルの貼付
梱包
商品毎の仕分け
箱詰め
Amazonの納品プラン作成、配送ラベル貼付
FBA倉庫への発送手配

発送業務をAmazonが代行してくれると言いつつも、倉庫に納品するために上記の業務を行わなければなりません。

これら全て自社で行うと、数十点~数百点の商品ごとに1日かかってしまうことも珍しくないでしょう。

FBA納品代行業者を活用すれば、これらの作業全てを一括して任せることができるため、日々の作業時間を大幅に削減することができます。

物流にかかる時間を業者に任せることで、商品開発やマーケティング、レビュー対応など、より重要な業務に時間を使えるのは大きなメリットです。

また、物流専門業者に委託することで、業務のスピードアップも図れるので、物流効率化や物流コスト削減も同時に実現することができるでしょう。

FBAの規約・ルールへの対応

AmazonのFBA納品には、厳密なルールが設定されています。

下記はAmazonへの納品要件の一部です。

商品ごとのFNSKUラベルを貼付しなければならない
透明なOPP袋を使う場合は“警告表示”が必要
商品の重量・形状によっては緩衝材の使用が義務
セット商品は『セット販売品』シール貼付が必要
箱のサイズ・重量に制限があり、違反すると納品拒否やアカウントへの警告対象になる

このような細かいルールを常に最新の状態で把握し、遵守しながら納品作業を行うのは非常に骨が折れます。

FBA納品業者はAmazonの規定に精通しているだけでなく、納品要件が更新された時も素早く対応することができます。

そのため、納品状態不良によるペナルティを受けるリスクを最小限にまで下げることが可能です。また、納品要件を確認する手間も無くすことができるので物流効率化を推し進めることができます。

Amazonの納品要件について詳しく知りたい方は、下記のAmazon公式ホームページをご確認ください。

参考:納品在庫要件|Amazon公式ホームページ

在庫管理の最適化

FBA納品代行業者の中には、単なる納品代行にとどまらず、下記のような自動化を実現する在庫管理支援サービスを提供している業者も存在します。

在庫点数のリアルタイム把握
補充タイミングの通知、自動アラート
複数SKUのセット組み、ピッキング
長期在庫の整理・廃棄・返品対応
短期・長期の保管サービス

Amazon FBA倉庫は保管期間が長くなればなるほど手数料が高くなる仕組みがあるので、保管料が高くなる前に業者が自動で商品の出し入れを行い、効果的にFBAを活用するサポートが可能です。

また、複数商品をセット販売している事業者にとっても、複数SKUを納品代行業者でセット組みを行い、納品を行うことができるので、大きなメリットとなるでしょう。

各仕入れ先から、一度納品代行業者の拠点に集約して、パッケージ化したものをFBA倉庫に送ることで、効率的な運営をすることが可能です。

人力での在庫管理では見落としがちな、在庫切れによる販売機会損失や、過剰在庫による倉庫コスト増加を回避できる点でも、納品代行の活用は非常に効果的となります。

物流の自動化について気になる方は下記でも解説しておりますのでぜひご覧ください。

あわせて読みたい!
物流倉庫を自動化するには?成功事例や自動化する方法について解説

物流倉庫を自動化するには?成功事例や自動化する方法について解説

この記事では、物流倉庫を自動化する重要性からメリット・デメリット、物流倉庫を自動化した実例についても解説いたします。

FBA納品代行の3つのデメリット

FBA納品代行の3つのデメリット

費用負担が増える

FBA納品代行を利用することで、大きな効率化を図ることができますが、場合によってはコストが想像以上に膨れあがる場合があります。

例えば、利益率が低い商品だと、販売すればするほど赤字になってしまい本末転倒となるでしょう。また、日々固定費がかかってしまうので在庫が動かない時期でもコストが発生してしまいます。

『想像以上に費用がかかってしまった…』ということを防ぐためにも、見積を取得するときには、しっかりと見積詳細を出してもらうようにすることが大切です。

また、どの項目が固定費でどの項目が変動費なのかや、実際の出荷数を伝えて実際にどのくらい費用がかかるのかをシミュレーションすることも重要となります。

当社では、御見積の段階から明朗会計で提示していますので曖昧な見積はありません。人件費や固定費であるシステム管理費なども見える化しますので、コストダウンを実感できます。

また、実際の出荷数をご連絡頂くとシミュレーション見積を作成することも可能です。

その他、ご不明点等あれば都度丁寧にご説明いたしますので、『HIGH LOGI』について気になる方は下記バナーよりお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはこちら >>



想定外の出来事に対応できない場合がある

FBA納品代行業者は、通常決められた手順・スケジュールに沿って業務を進めるため、自社より臨機応変に対応できないケースがあります。

例えば、急ぎの納品や一部不良商品の回収、Amazon側の仕様変更の対応が想像以上に遅かったりすることが主な例です。

その結果、納品が遅れてしまい販売機会損失に繋がったり、FBA需要拒否、納期遅延による顧客満足度低下にも繋がります。さらにはブランド価値が低下して顧客離れにも繋がってしまうでしょう。

対策としては、FBA納品代行業者と契約する際に取り決めをしっかりと明確にしておくことや、トラブル時の連絡手段や対応フローについて確認しておくことが重要です。

トラブル対応などは日々のノウハウの蓄積でブラシュアップされるので、業者を選ぶ際は業界歴が長い企業を選びましょう。

業者選びを間違えるとトラブルになる

納品代行業者は数多く存在しますが、サービスの質や対応スピード、サポート体制などには差があるため、適当に選んでしまうと大きなトラブルの原因になります。

例えば、ラベル貼りミスによる倉庫受領拒否や、検品漏れで不良品が混入してしまうこと、連絡がとれず納期が読めなかったりすることが主なトラブルです。

トラブルを引き起こしてしまうと、顧客の手元に商品が届きにくくなるだけでなく、Amazonアカウントの評価低下、ブランド価値・顧客満足度の低下に繋がります。

対策としては、Amazon出品者向け実績を公開している業者を選ぶことや、レビューや口コミ、SNSなどでの評価の確認をすることが有効でしょう。

また、実際に小ロットでテスト運用してみて、不都合がないかをよく確認することが重要です。複合的な評価を行い、自社ニーズに合う業者を選定するようにしましょう。

おすすめのFBA納品代行5社を徹底比較

おすすめのFBA納品代行5社を徹底比較

おすすめのFBA納品代行業者をおすすめポイントも併せて5つご紹介いたします。

テルヰ-HIGH LOGI-
関通
富士ロジテックホールディングス
オープンロジ
FBA代行センター

順を追って解説いたします。

テルヰ -HIGH LOGI-


テルヰ -HIGH LOGI-

50年以上の物流実績
在庫廃棄や環境配慮型物流にも対応
カスタマイズ可能なEC物流設計

テルヰは50年以上運送サービスを提供してきており、官公庁から民間企業まで多くの業界・業種に携わってきている実績があります。

さらに、独自の『エコクルシステム』によって、不要在庫の廃棄・処分までワンストップで物流業務を代行することが可能です。

FBA納品作業にも対応しており、迅速で高品質なサービスを提供し、お客様の売上の最大化をサポートいたします。

また、各お客様に合わせた物流戦略により、物流最適化とコスト削減を両立することが可能です。下記バナーより無料御見積・倉庫見学が可能ですのでぜひお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはこちら >>


関通


関通

大規模出荷・大量物流に強い
独自のWMS「クラウドトーマス」
販促物同梱や定期便対応も可能

関通は、月間10万件以上の出荷実績を持つ業界大手のFBA納品代行業者です。

独自の倉庫管理システム(WMS)『クラウドトーマス』により、リアルタイムの在庫・出荷管理が可能で、人的ミスの少ない正確な物流運用が実現できます。

また、同梱物の挿入や定期便対応など、マーケティングを意識した物流施策にも対応しており、売上拡大を目指す事業者に最適です。規模感のあるEC運営を支える信頼性の高いパートナーと言えるでしょう。

参考:関通ホームページ

富士ロジテックホールディングス


富士ロジテックホールディングス

フルフィルメント一括対応
多店舗展開に強いAPI連携
BtoB・BtoCの両方に対応


富士ロジテックは、EC事業者向けに受注処理から出荷、返品対応までを一括で代行するフルフィルメントサービスを提供しています。

特に、楽天・Amazon・Yahoo!ショッピングなど複数モールとのAPI連携が可能で、在庫一元管理や出荷の自動化により業務効率を大幅に向上できることが特徴です。

また、BtoCだけでなくBtoB配送にも対応しているため、卸売を含めた幅広いビジネスモデルにも柔軟に対応できます。

参考:富士ロジテックホールディングスホームページ

オープンロジ


オープンロジ

月額固定費ゼロの従量課金制
オンラインで物流操作完結
全国複数拠点とのネットワークあり


オープンロジは、月額基本料ゼロの従量課金制を採用しており、スタートアップや個人事業主でも導入しやすいのが特徴です。

物流管理はすべてオンラインで完結でき、スマホやPCからの入出荷指示も直感的に操作できます。FBA納品にも対応しており、全国にある提携倉庫ネットワークから最適な出荷拠点を選ベるのが特徴です。

物流業務をできる限り手間なく外注したいという人にぴったりのスマート物流プラットフォームです。

参考:オープンロジホームページ

FBA代行センター


FBA代行センター

365日荷受け&個人事業主対応
要期限管理商品や中古品にも対応
明確な料金体系と低コスト


FBA代行センターは、個人から法人まで幅広く利用できる柔軟なFBA納品代行サービスを提供しています。

年中無休での荷受け対応や、中古品・賞味期限付き商品などの特殊なアイテムにも対応可能です。

料金体系も非常に分かりやすく、初期費用・月額費用がリーズナブルなうえ、作業単価も業界水準より低めとなります。

コストを抑えたい方や副業でECを始めたばかりの方、柔軟性がある業者を探している方には特におすすめです。

参考:FBA代行センターホームページ

まとめ

まとめ

FBAの相場費用やメリット・デメリット、おすすめのFBA納品代行業者5つをご紹介してきました。重要なことは、価格よりもサービスの質を重視することです。

FBA納品において、一番の損失はAmazonからのペナルティを受け、出品停止やアカウント停止になることでしょう。ペナルティを受けないように、業者のサービスの質を見極めることも重要です。

テルヰの『HIGH LOGI』では、コスト削減を図りつつも、迅速な対応と高品質なサービスを提供できます。物流最適化をサポートいたしますので、気になる方はぜひ下記バナーよりお問い合わせください。

お問い合わせはこちら >>



関連記事
D2C物流戦略とは?事業を成功させる5つのポイント
外部倉庫のメリットとは?費用や選び方についても徹底解説
ネットショップの倉庫業務を効率化!EC運営を成功に導く方法

お気軽にお問い合わせ・
ご相談ください

お気軽にお問い合わせ・ご相談ください。
営業担当がすぐにご対応いたします。
WEB商談も柔軟に対応いたします。
TEL:048-931-0728
受付時間|平日9:00〜18:00 <担当> 照井

採用情報

RECRUIT