3PLはビジネスにおいて、どのような役割を担っているのでしょうか?
物流は迅速で丁寧な配送が求められており、企業にとって必要不可欠なパートナーとなりつつあります。
中には、これから3PLの導入を検討していたり、自社の物流業務に課題を抱えている企業様もいるのではないでしょうか?
この記事では、3PLの概要からサービス内容、企業を選ぶ際のポイントなどについて解説しています。
最後におすすめの企業を5つご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
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50年以上の経験と知識を活かしたサービスに自信がありますので、ぜひご期待ください。
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3PLの概要
3PLとは
3PL(サードパーティーロジスティクス)とは、『第三者物流』とも呼ばれ、荷物の輸送や在庫管理などを自社で行わずに、第三者に委託することです。
国土交通省も総合支援をしており、3PLを下記のように定義しています。
荷主企業に代わって、最も効率的な物流戦略の企画立案や物流システムの構築の提案を行い、かつ、それを包括的に受託し、実行することをいいます。荷主でもない。単なる運送事業者でもない、第三者として、アウトソーシング化の流れの中で物流部門を代行し、高度の物流サービスを提供しております。
近年、ドライバーや倉庫に対して高度なシステムが必要となってきており、自社で行おうとすると膨大なコストがかかってくるのが現状です。
そのような問題を解決できるのが3PLであり、コストや生産性で大きなメリットがあるため、現在の物流業界で注目されています。
参考:国土交通省「3PL事業の総合支援」
倉庫業との違い
- 倉庫→荷物を倉庫で保管すること
- 3PL→製造された商品が消費者に届くまでの一連の流れのこと
3PLが関わる業務として、配送から保管、包装、ラベル付けなどの流通加工や、情報システムといった機能まで至ります。
よって、3PLの機能の1つとして、倉庫業が含まれるという位置付けです。
ファーストパーティー/セカンドパーティーとの違い
3PLでは物流に関わる企業を、ファーストパーティー、セカンドパーティー、サードパーティーに分けて考えます。
- ファーストパーティー:ロジスティクスの主体となるメーカーのこと
- セカンドパーティー:ファーストパーティーと契約する業者のこと(問屋などの卸売事業者や小売事業者)
通常の業務はファーストパーティーとセカンドパーティーで完結しますが、ここでは第三者である3PL企業が介入するのが特徴です。
物流専門業者である3PLが、物流業務を総合的に請け負うことで、効率化を目指していきます。
さらにサードパーティーは、アセット型/ノンアセット型に分けられます。
- アセット型:倉庫やトラックなどの資産を保有し、サービスを提供する事業者
- ノンアセット型:自社の設備を持たずに、企業のニーズに合わせて最適な外部の倉庫業者や輸送業者を提供する事業者
3PLを利用するメリット
3PLを導入することによって得られるメリットには、下記のような項目が挙げられます。
- コストカットが可能
- 業務の品質が向上
- スケーラビリティーと柔軟性の確保
- コアビジネスへの集中
次の項目から詳しく解説していきます。
コストカットが可能
企業が物流業務をすべて行うには、多額の設備投資や人件費、管理コストがかかってきます。
自社でコストカットを図ろうとして、システムを導入してもあまり効果がなかったという事態にもなりかねません。
3PL企業は、物流に関わるノウハウを持ち合わせていることから、最適な価格設定や効率的な輸送ルートの選定、在庫管理の最適化が可能です。
よって、3PL企業に委託することで、経験豊富な知見に基づいて最適な提案を行ってくれるため、コストを大幅にカットすることができるでしょう。
業務の品質が向上
3PL企業は、物流に関する豊富な専門知識と経験を併せ持っており、最新の技術やシステムを活用して効率的に業務を行っています。
例えば、在庫管理システムや(WMS)や輸送管理システム(TMS)を導入して、在庫の可視性を高め、出荷のスピードアップやご配送の防止に努めています。
近年勢力を伸ばしているECサイトにおいて、多品種小ロットを取り扱う場合にラッピング対応や、24時間365時間稼働による素早い配送が行えるため、さまざまなサービスの提供ができるでしょう。
これによって、企業は物流業務の品質が向上し、結果的に顧客満足度を上げることができるはずです。
スケーラビリティーと柔軟性の確保
3PLは、季節の需要変動や季節的なピークに対応するために、物流リソースを素早く調整できる点がメリットです。
例えば、年末の繁忙期や新商品の発売時期には、注文が急増することがあります。
このような状況に対して、3PL企業は一時的にリソースを増やして、スピーディーに対応することができるのです。
これによって企業は、設備投資や人件費をかけすぎることなく、経営の柔軟性を高めることができるでしょう。
コアビジネスへの集中
自社で物流業務を行っていくためには、それに相応しいスキルを持った人材が求められます。
物流業務は非常に重要ですが、自社のコア業務において人材が足りなくなってしまっては、非効率であり本末転倒です。
そこで、3PL企業に物流業務を委託すれば、自社の強みである商品企画やマーケティング、販売などに集中することができます。
加えて生産性が向上し、競争力を高めることもできるでしょう。
3PLのサービス内容
3PLは、企業が自社の物流業務を外部に委託することで、効率化とコスト削減を目指すシステムです。
3PL企業は、豊富な物流サービスを提供し、企業が抱える課題に合わせて最適な解決法を提案してくれるでしょう。
ここからは3PLのサービス内容について、下記の4点を解説します。
- 倉庫管理
- 輸送管理
- オーダーフルフィルメント
- リバースロジスティックス
倉庫管理
3PL企業は、企業の商品を安全に保管するための倉庫管理機能を持っていますが、単なる保管機能だけではなく、下記のような業務も含んでいます。
- 商品の受け入れ
- 検品
- 保管
- 在庫管理
- 出荷準備
最新の倉庫管理システム(WMS)を活用することで、在庫の可視性を高め、正確な在庫情報をリアルタイムで確認することができます。
最新のシステムにより、企業は在庫の過不足状態を予防することができ、クリアな在庫管理が実現できるのです。
輸送管理
3PL企業は、商品の輸送を計画・手配し、適切な配送ルートと手段を選定します。
輸送管理システム(TMS)を活用すれば、下記のような効果を得ることが可能です。
- 配送ルートの最適化
- 輸送のコストカット
- 配送時間の短縮
さらに、配送中の商品の追跡情報を提供することで、顧客に対して配送状況をリアルタイムでお知らせすることができます。
これによって、顧客満足度UPにもつなげることができるでしょう。
オーダーフルフィルメント
顧客からの注文を受け、商品のピッキング、梱包、発送を行うことも重要なサービスです。
3PL企業では、注文処理のスピードアップと正確性を図るために、先進的な技術や自動化システムを取り入れています。
これによって、顧客の注文に対して素早く対応し、商品のお届けを正確に行うことが可能です。
また、繁忙期の注文増加にも臨機応変に対応でき、企業の業務負担を軽減することができるでしょう。
フルフィルメントサービスの業務範囲には明確な定義がないため、業務を委託する際に対応範囲に含まれているか確認することが必要です。
リバースロジスティクス
リバースロジスティクスとは、返品に関わる一連の業務のことを指します。
- 返品商品の受け取り
- 検品
- 再出荷
- 廃棄処理
上記のような業務を効率的に管理することで、コストカットと環境負担の軽減が期待できるでしょう。
物流業界は環境問題や資源・廃棄物問題を抱えており、リバースロジスティクスが注目されています。
単に製品を処分するのではなく、修理による製品の再利用や、解体部品の再生による製造などに視野を広げて、新たな価値を想像していくという考えが広がっているのです。
先進国と比べて日本は、リバースロジスティクスの対応が遅れていますが、大手企業では回収サポートシステムを運用したりと、導入を始めている企業もあります。
3PLの活用事例
具体的にどのような場面で、3PLは活用されているのでしょうか?
3PLの需要はさまざまな業界において高まっており、活躍の幅が広がっています。
ここでは下記の業界での活用事例をご紹介していきましょう。
- 小売業界
- 製造業界
- 食品業界
- 医療業界
小売業界(インテリア雑貨店)
インテリア雑貨店における、商品の保管・流通加工・発送を請け負った事例です。
毎日全国130店舗+海外7店舗に商品を発送している中で、下記のような課題を抱えていました。
- 配送のお問い合わせに手が回らない
- 月に何件か誤荷がある
- カテゴリ混載梱包のため商品陳列が大変
そこで委託業者がとった対策としては下記の通りです。
- 配送お問い合わせ窓口を365日解説
- ハンディや二重検品の導入で誤出荷はほぼゼロ
- カテゴリ別納品により業務負担を軽減
さらに、ネット通販の急成長により、個人宅への配送にも対応したりと、消費者目線での物流体制を日々構築しています。
製造業界(大手自動車メーカー)
海外拠点に供給する自動車部品の梱包作業の事例です。
部品の形状や大きさに合わせて合板や木材を加工しながら、輸出国までの輸送に耐えられる梱包に仕上げることが求められます。
特に重さがある部品の梱包は経験と技術が必要な職人技であり、どんな物流会社でも簡単に受託できるわけではありません。
梱包規格は部品の種類や車種によって異なるため、新車販売やモデルチェンジのたびに丁寧な打ち合わせを行い、最適な梱包方法を常に研究しています。
食品業界(大手スーパーマーケット)
常温・冷蔵・冷凍対応の一括物流センターを運営している事例です。
物流センターの1日当たりの出荷ボリュームはトラック700台分に及び、スピーディーかつ精度の高い荷揃えが求められています。
そのため、デジタルアソートシステム(DAS)やカートピッキングシステム、自動仕分け機などの機器を導入し、商品の移動を効率化!
また、首都圏にある90店舗に1日当たり7便、365日体制で納品することで、当日受注当日配送を実現させました。
さらに、各店舗から回収した廃プラスチックを再資源化するリサイクル施設を併設するなど、環境対策にも取り組んでいます。
医療業界(市民病院)
新病院への移転作業を請け負った事例です。
約100人のスタッフとトラック40台、患者様車両10台を投入し、4日間をかけて施設の全面移転を行いました。
病院施設の移転業務では、下記のような特殊な作業ノウハウが必要です。
- 高額かつ重量のある精密医療機器のハンドリング
- 多種多様の医療品の管理
- 患者様の移送時の安全性の確保
医療機器や医療品の配送では、安全性かつ正確性が求められるため、厳格な品質管理基準を守り、製品の正確性を確保することが重要です。
結果として、病院の担当者と綿密な事前打ち合わせを行い、当初予定していた時間の3分の2で終えることができました。
株式会社テルヰでは、温度管理や在庫管理、ラッピング対応まで、企業様のご要望に応じて幅広いサービスの提供が可能です。
お見積もりは無料ですので、下記のフォームからお問い合わせください。
3PL企業を選ぶときのポイント6選
自社に最適な3PL企業を選ぶためには、いくつかのポイントを見比べながら検討していくことが必要です。
ここからは、下記の6点について詳しく解説します。
- 課題の明確化
- 3PL企業の実績と専門分野
- 技術力とシステムの充実度
- コストの透明性
- 信頼性と評判
- 契約時の確認事項を明確化
①課題の明確化
自社の物流業務において、今の課題は何なのか、どの業務を3PL企業に委託したいのか、明確なニーズを挙げておきましょう。
例えば、前の項目でご紹介した3PLのサービス内容の中で、必要なものをピックアップしておくと、適切な3PL企業を選ぶことができます。
②3PL企業の実績と専門分野
選ぶ3PL企業が、自社の業界や特定の物流ニーズに対して、十分な経験や専門知識を備えているか確認しましょう。
例えば、小売業界ではeコマースが急成長しており、迅速で正確な商品配送が求められるため、オンラインのノウハウを持ち合わせている業者を選ぶと良いです。
これによって、業界特有の課題にも適切に対応できる企業を見つけることができるでしょう。
③技術力とシステムの充実度
最新の倉庫管理システム(WMS)や、輸送管理システム(TMS)を取り入れている3PL企業は、在庫管理や配送の最適化を実現するための機能を提供してくれます。
また、システムを統合・連携させて業務効率化を図る能力も重要です。
自社の経営管理システムや販売管理システムとスムーズに連携できれば、データの一元管理が可能になり、業務のパフォーマンスが上がるでしょう。
④コストの透明性
3PL企業が提供するコストの仕組みを理解しておきましょう。
初期導入費用、運用コスト、追加サービス費用など、コストの内容を全体的に把握し、予算に見合った企業を選ぶことが重要です。
コストが高すぎても低すぎても、自社の課題が解決できなければ意味がありません。
コストとサービスのバランスを考慮して、高い費用対効果が得られる企業はどこなのかを判断するようにしましょう。
株式会社テルヰでは見積もりの段階から明朗会計を提示しています。
人件費やシステム管理費なども見える化しているため、コストダウンを実感していただけるでしょう。
ご利用料金例については、こちらのページからご覧ください。
⑤信頼性と評判
これまでの顧客からの評価や実績、業界での立ち位置などを調査し、信頼できる企業を選んでいきます。
評価を調べるポイントとして、市場の需要変動や季節的な繁忙期に対応できる柔軟性を持っているかは見ておくと良いでしょう。
特に、eコマース企業のような需要が急激に変化する業界において、柔軟な対応力は必要不可欠なのです。
⑥契約時の確認事項を明確化
物流業務の対応範囲や責任範囲などを契約書にはっきり記載することで、後のトラブル回避につなげることができます。
また、3PL企業選びで失敗しないためには、企業に提案力があるかを判断することが大切です。
効率的な物流システムを構築していくためにも、コスト削減や品質向上につながる高い提案力が求められます。
提案力を見極める方法としては、見積書や企業の資料だけではなく、契約時に提示されるアフターサポート内容や販売計画も合わせて確認しておきましょう。
テルヰの新サービス『HIGH LOGI』では、物流サービスの提供だけではなく、戦略的な物流運営も提案しております。
企業が抱えている課題の解決に向けて、最適なご提案をさせていただきますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
3PLの展望
3PLの市場規模
日本の市場調査会社SDKI Analyticsの調査によると、日本の3PL市場規模は約672億米ドル(約10兆円)であり、2037年には1,133億米ドル(約17兆円)にまで伸びると予想されています。
さらにCAGR(年平均成長率)は約4.1%で成長する見込みであり、3PLの需要が高まっていることがうかがえるでしょう。
この背景としては、サプライチェーンのグローバル化と高度化によって、日本や海外のビジネスに大きな影響を与えていることが考えられます。
日本の3PL市場は、電子商取引の急成長によって急速に成長を遂げており、消費者はこれまで以上に迅速で信頼性の高い配送サービスを求めているのです。
そのため、小売業者は効率的な在庫管理と注文処理を、3PL企業に委託しています。
これによって、小売業者のサプライチェーン能力が強化され、変化が激しい市場で競争力を維持できるようになるでしょう。
今後注目のトレンド
現在の3PL業界において注目されているトレンドには、何があるのでしょうか?
今の3PL業界を形成していると言っても過言ではないため、今後の動向を理解しておくためにも知識として知っておくと良いでしょう。
主には、下記の4つが挙げられます。
- eコマース部門の急成長
- デジタル化とサプライチェーンの可視化
- 人工知能(AI)と自動化の融合
- ロボティクスの導入
eコマース部門の急成長
eコマース部門は過去数年間で急成長しており、コロナ禍で消費者行動の変化によってさらに加速しました。
2023年時点のオンライン販売は小売販売の約20%を占めており、2026年には24%にまで伸びると予想されています。
3PL企業に委託することで、在庫管理の改善、顧客サービスの強化、納期厳守の対応力など、さまざまなメリットを得ることが可能です。
それによって、3PL企業の専門的なロジスティクス技術を活用しながら、自社のコア業務に集中できるでしょう。
デジタル化とサプライチェーンの可視化
ある経営コンサルティング会社の調査によると、調査対象となった企業の67%が、デジタルダッシュボードを導入したことで、業務の混乱の発生が半減したという結果になりました。
デジタルダッシュボードは、データの共有が簡単になり、組織内の共通認識が持てるようになるという効果があります。
倉庫の自動化や管理システムを導入することは、データの可視性を高めることです。
在庫状況や輸送状況、その他の重要な指標をリアルタイムで把握できるため、意思決定が強化でき、業務の効率化が期待できます。
人工知能(AI)と自動化の融合
人工知能と機械学習は、需要予測やルート最適化、在庫管理の精度を向上させるために活用されています。
倉庫自動化技術でも、ロボットピッキングマシンや仕分けマシンなどにより、作業員によるエラーのリスクが軽減されました。
このように、倉庫におけるAIと自動化技術の融合により、生産性の向上と人件費削減が期待できます。
今後さらにスピーディーで効率的なニーズが高まる中、AIと自動化の発展が予想できるでしょう。
ロボティクスの導入
倉庫内でのピッキングやパッキング作業でロボットを活用することにより、人手不足の解消につなげることが可能です。
また、自動運転技術の発展により、配送業務における人件費削減や配送時間の短縮ができるようになるかもしれません。
これらの技術革新によって、3PLのサービスはさらに磨きがかかり、企業のニーズを満たすことができるでしょう。
3PLが抱える課題
労働力不足と人材の維持
物流業界において労働力不足は深刻な課題となっており、人材確保の難しさから働き手の高齢化が進んでいるのが現状です。
一方で、3PL企業の約6割で、人件費が営業経費全体の40%を占めているというデータがあり、人件費が利益率を大きく圧迫しているということが分かるでしょう。
そんな中、ある3PL企業が自動化システムを導入し、従業員の60%削減に成功した事例があります。
自動化システムを活用により、効率的な業務規模の拡大、エラーの削減、運営のコストカットを実現させました。
物流量の増加
経済産業省の電子商取引に関する市場調査によると、令和5年の日本国内のBtoC-EC(消費者向け電子商取引)市場規模は、24.8兆円(前年比9.23%増)に拡大しています。
ネットショップやフリマサイトの普及からEC市場が拡大しており、物流量が増えていることがうかがえるでしょう。
一方でトラックの積載効率は10年ほど前から低下しており、2019年は40%を切る水準となりました。
物流のニーズの変化や細分化の影響による多頻度少量輸送で、業界全体が激務化し、1人あたりの負担増加が問題視されています。
おすすめの3PL企業5選
日本には約50社の3PL企業があり、自社に1番適している企業を探すことは簡単なことではありません。
各企業の特徴を把握して比較検討することで、ピッタリの企業が見つけやすくなるでしょう。
ここからは、おすすめの3PL企業を5社ご紹介します。
中小から大手企業まで幅広く取り上げていますので、ぜひ参考にしてください。
①株式会社テルヰ
株式会社テルヰは昭和47年に創業し、長年の経験と信頼をもとに、EC物流特化型の新サービス「HIGH LOGI」を開始しました。
これまで50年以上にわたって配送サービスを提供してきており、官公庁から民間企業まで幅広い業界での経験やノウハウが強みです。
アパレルやコスメ、サプリメント、加工食品などの発送実績があり、柔軟に対応いたしますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
参考:株式会社テルヰ
②鈴与株式会社
物流を中心にビジネスを展開しており、国際事業・輸出入事業、港湾運送事業、物流情報サービス事業など多岐にわたります。
全国に140の倉庫拠点・物流センターがあり、これまでの豊富な取引実績により、調達から生産・発送までワンストップでサポートが可能です。
雑貨や自動車部品をはじめ、化粧品や医療機器、ワインなどに特化した物流サービスを提供しています。
さらにEC・通販物流にも対応しており、お客様の要望に合わせた物流の構築ができるでしょう。
参考:鈴与株式会社
③日本通運株式会社
日本通運は、豊富なアセットやノウハウを有する総合物流企業として、高度な3PLサービスを提供しています。
国内はもちろん世界を網羅する陸・海・空の多彩な輸送モードと、豊富な倉庫拠点により、お客様に最適なロジスティクス環境が提案可能です。
また、物流業務に関する15の機能を持ち、輸出入に関する運送や通関、保管、船積みなどを一貫して行うフォワーディング業務にも対応しています。
アセット型/ノンアセット型の両方に対応しており、柔軟にサービスが提供できることも特徴です。
参考:日本通運株式会社
④富士物流株式会社
富士物流株式会社は電機メーカーの物流部門としてスタートし、工場で培ってきた技術やノウハウを強みとして、独自の3PLサービスを提供しています。
取扱製品は、半導体などの精密機械から、発電プラントなどの超貴重品まで幅広いです。
時には製品の設計段階から携わり、製品ごとの特性に合わせて最適な輸送方法や梱包使用を提案できるのは、メーカー物流出身の強みと言えるでしょう。
また、電機メーカ物流の母体を活かして、高い技術力を持った部隊が、倉庫管理システム(WMS)の開発やRFID導入に向けた研究などを積極的に行い、3PLサービスの一角を担っています。
参考:富士物流株式会社
⑤株式会社CIN GROUP
CIN GROUPでは商品の発注から決済、ピッキング、配送までをトータル的にサポートするフルフィルメントサービスを提供しています。
案件継続率は90%以上、累計案件数は100社以上!
一般的な契約形態は固定料金での契約が多いですが、CIN GROUPでは収益の分配比率を決めてから取引を始めるレベニューシェアでの契約です。
これによってコストが削減し、ノウハウを共有することによって、サービス向上ができるようになります。
また物流だけではなく、Webサイト制作や集客、人材採用などの分野に特化したエキスパートが業務提携をしており、高いサービスの提供をしてくれるでしょう。
参考:株式会社CIN GROUP
まとめ
3PL企業は、荷主企業の代わりに物流システムの構築、物流業務の企画・設計・運営を請け負ってくれます。
自社の物流業務を改善したい場合や、物流管理に難しさを感じているのであれば、3PL企業への業務委託がおすすめです。
まず、自社の課題やニーズを明確にして、それに合ったサービスを提供してくれる企業かどうかを確認するようにしましょう。
株式会社テルヰの新サービス『HIGH LOGI』では、長年培ってきた運送サービスのノウハウを活かして、さまざまな物流課題を解決していきます。
お客様のご要望に応じて柔軟に対応いたしますので、気になる方は下記のフォームからお問い合わせください。