発送代行サービスを検討しているが、複雑な料金システムでどこを選べば良いか分からない…と考えている経営者の方は多いのではないでしょうか?
この記事では、発送代行にかかる費用の内訳や物流倉庫を利用するメリット・デメリット、おすすめの代行業者を紹介いたします。ぜひ参考にして自社に合ったサービスを利用してください。
テルヰでは、EC物流特化型のサービス『HIGH LOGI』を提供しております。官公庁から民間まで、幅広い業種・業界にわたって50年以上物流をサポートしてきた実績があり、『日本で一番お客様のことを考えている会社です。
もし『HIGH LOGI』について気になる方は、下記バナーよりお気軽にお問い合わせください。
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発送代行にかかる費用の内訳
発送代行費用一覧
費用項目 | 業界平均費用 |
---|---|
基本費用 - システム料 | 1~3万円 |
基本費用 - 事務手続き料 | 1~3万 |
変動費用 - 保管費 | 1坪:4,500~7,000円 |
変動費用 - 入庫費 | 16~40円 |
変動費用 - 検品費 | 10~30円 |
変動費用 - 梱包費 | 150~400円 |
変動費用 - 配送費 | 500~1,000円 |
計 | 25,176~69,470円 |
発送代行の業界平均費用については上記の通りです。かかる費用は、固定費である『基本費用』と『変動費』に分けられます。詳細な金額については、サービス内容や規模によって変動するので、各業者に見積依頼するようにしましょう。
基本費用
基本費用は固定費用なので必ずかかる費用です。基本費用の定義は曖昧で、下記の『システム料』と『事務手続き料』の他に、在庫管理や発送費用も含めていることもあります。見積依頼する際は、内容の内訳をしっかりと確認するようにいたしましょう。
システム料
システム料は、物流倉庫の物流システムを利用するための料金です。物流システムは、商品の入出庫や在庫管理、ロケーション管理などを行うシステムで、倉庫管理システム(WMS)とも呼ばれています。
業界平均は1〜3万円ですが、月間出荷料が多い場合は5万円を超えることもあるので注意しておきましょう。
事務手続き料
事務手続き料は、顧客対応、注文管理、在庫管理などの事務手続きにかかる料金です。こちらも一般的には1万円〜3万円が業界平均となります。
変動費用
変動費用は、保管条件や物量、発送形態などによって変動する費用のことです。業者に依頼する際は、どのような状態で保管するか、発送形態はどのようにするか、などを事前に決めておくとスムーズに進むでしょう。
保管費
保管費は、商品を倉庫に保管するための料金です。保管費は『貸出の単位』や『保管する倉庫の所在地』によって異なります。
また、業者によって使用した坪数を計算する『使用坪契約』と、最初に坪数を定める『固定坪契約』の2つの契約方法があるので、最初に確認しておくと良いでしょう。
入庫費
入庫費は、発送代行業者の倉庫に商品が到着した際に、商品を検品・入庫するのにかかる料金です。商品のサイズや納品形態、商品数によって変動します。一般的に『1商品あたりいくら』という形で、業界平均は16〜40円です。
また、バラ納品の場合は1個あたり10円〜30円、箱納品の場合は1箱あたり30円〜150円程度になります。入庫が大変な重量物の場合は、もう少し単価が上がるでしょう。
検品費
検品費は、商品が注文された際に、保管場所から商品を取り出して品質や破損の有無などを確認する作業にかかる料金です。
検品費用の相場は、1個あたり10〜30円程度ですが、商品の電源を入れて動作確認が必要な場合は60〜120円かかる場合があります。また、高価な商品や複雑な商品の場合にも料金が高くなることがあるでしょう。
梱包費
梱包費は、倉庫から商品をピッキングして梱包し、発送業者に引き渡すまでの作業にかかる料金です。商品1個あたり◯円という設定が多く、相場は1件あたり150〜400円程度となります。
ラッピング対応やのしなどの特別な梱包方法の場合や、商品組み立てがある場合は別料金がかかる場合が多いです。
配送費
配送費は、梱包が完了した商品を配送業者に支払う料金です。発送代行サービスでは、配送業者と割引契約を結んでいるため、通常の配送業者に依頼するよりも安くなるのが一般的となります。
物流倉庫を利用するメリット
物流倉庫を利用するメリットは下記の通りとなります。発送代行業者を利用することで自社が抱えている様々な課題を解決することが可能です。
業務を効率化できる
物流倉庫を利用するメリットとしては、先ほど解説した各作業を自社で行う必要がなくなり、担当者の管理や手間を減らすことができることでしょう。
その結果、人的余裕が生まれることに繋がり、業務の効率化を実現することができ、より自社の業務に専念することが可能です。
また、発送代行サービスを取り扱っている業者では、最新技術や自動化システムを取り入れているところもあるため、自社で行うよりも素早く対応できるでしょう。
さらに、製品トラブルでの商品回収や、物流量の急激な増加などのイレギュラー対応にも、物流代行業者は長けているので、リスクヘッジをするにあたっても大きなメリットと言えます。
専門性が高い
物流を一から立ち上げることは想像よりも難しいことです。人的不足はもちろんですが、システム導入、業務内容の策定など課題は山積みになるでしょう。また、導入するために事前に十分なシミュレーションを行い問題ないかを確認する期間も必要になってきます。
さらには、進捗管理や配送遅延対応、保証の手続きなどに関しても、一から対応策を考えるのは難しいので、プロである業者に依頼した方がいいでしょう。
発送代行業者であれば、配送のオペレーションはもちろんのこと、問題があった時も迅速な対応が可能です。もし導入する余裕があるのであれば、積極的に発送代行業者を活用することをおすすめいたします。
対応に柔軟性がある
発送代行業者は突然の依頼や変更でも柔軟に対応してくれます。ただ、業者によって対応内容が変わるので契約する際に下記の点に注意するといいでしょう。
- 需要が急増するような時期にも対応できる体制があるか
- 顧客の要望やニーズに対応できる体制があるか
- web上などで在庫をすぐ確認できる仕組みがあるか
- 不要になった在庫を廃棄できるような仕組みがあるか
近年の発送代行業者は発送を代行するだけではなく、様々な付加価値を持っている業者が多いです。特に在庫処分についてはよくある悩みの一つなので、『廃棄まで請け負ってくれる業者』という観点で発送代行業者を探してみるのもいいでしょう。
リードタイムの短縮できる
顧客にとって一番気になるのが注文から手元に届くまでのリードタイムです。発送代行業者を利用することでリードタイムを短縮することができ、顧客満足度の向上にも繋がるでしょう。
テルヰのEC物流特化型のサービス『HIGH LOGI』でも『最短翌日着』が可能です。また、下記のような柔軟な対応もできます。
- 個別発送対応…各顧客ごとに商品を個別に梱包
- 多様な流通加工…包装やラベル貼りなど商品の付加価値を高める
- 物流戦略の策定…お客様の課題に合わせた個別対応
- エコクルシステム…不要在庫品の処分、買取
- 海外発送対応…国際的な配送手続きもサポート
テルヰは日本で一番お客様のことを考えている会社です。上記の他にもお客様の課題に合わせて柔軟な対応ができますので、お困りごとがございましたら下記よりお気軽にご相談ください。
物流倉庫を利用するデメリット
物流倉庫を利用するデメリットは下記の通りです。こちらも順を追って解説していきます。
ノウハウが蓄積されない
物流を業者に依頼する影響で社内に物流のノウハウが蓄積されないことがデメリットとして挙げられます。特に、取り扱う商品数が多いほど管理が大変になるので業者に頼りがちになるでしょう。
ノウハウが社内に蓄積できないと社内で内製化できなくなるので、今後自社で物流倉庫を構えたいと思っている会社にとってはデメリットになります。また、利用を止めてしまうと現場の混乱を招いてしまうことになり、経営状況の悪化にも繋がるでしょう。
現場の混乱を招かないためにも、依頼先に自社の社員を頻繁に視察させ、ノウハウを蓄積させることが重要です。視察させることで、もし何かトラブルがあった際に的確な判断、指示が出せるようになり、問題の早期解決につながります。
また、視察させた社員の成長にも繋がり、将来的に物流倉庫の立ち上げを任せられるメンバーとなっていくでしょう。発送代行業者を利用しながら自社の成長にもつなげていくことが大切です。
情報伝達の遅延/ミスの可能性がある
梱包やラベルの変更などを業者に伝える時に、意図や内容をしっかりと伝えないと想像していなかったトラブルに繋がる可能性があります。また、情報伝達が遅延してしまうと予定していた梱包・ラベル変更時期が遅れてしまうこともあるでしょう。
情報伝達の遅延やミスをなくすために業者とやり取りする際は下記を意識するようにしてください。
情報伝達の遅延やミスをなくすポイント
- 文字やデータとして記録をしっかり残す
- 変更は何時までに連絡するなどのコミュニケーションルールを決める
- 情報共有ツールを導入する
- 情報が溢れかえっていると判断した時は整理する
- 質問しやすい環境づくりをする
- 失敗例を全体に共有する
上記を意識することで情報伝達の遅延やミスは大幅に減らすことができます。トラブルを防ぐために業者とは密に連絡を取り合い、トラブル時の対応については事前にすり合わせることが重要です。
『伝える』と『伝わる』は全く異なりますので、しっかりと『伝わる』情報共有をする工夫を意識しましょう。
失敗しないための代行業者の選び方
発送代行業者との契約については基本的に長期契約となります。途中で業者を変えるとなると、在庫の移動やノウハウの移管など莫大な費用と工数が必要となるでしょう。
失敗しないためにも信頼できる代行業者を選ぶことが大切です。選ぶ際の判断基準については下記にて解説いたしますのでご確認ください。
サービス内容
サービス内容は業者を選ぶ上で非常に重要です。ただ、今の業者はどこもサービス内容については充実しています。小ロット対応できるか、特別な梱包ができるか、低温での在庫管理ができるかなど、最低限外せない条件をリストアップしてから業者を探すようにしましょう。
魅力的なサービスに目移りして、後々になってから顧客や自社のニーズに完璧に答えられなかったということはよくあるミスの一つです。
また、サービスが魅力的であると必然的に費用も高くなる傾向にあります。予算感についても初めにある程度定めて、リストアップした条件に優先順位を決めていくと業者を選びやすくなるでしょう。
フォロー体制
万全なフォロー体制があるかどうかについても重要なポイントです。変化点への柔軟な対応や、カスタマーセンターの営業時間や対応速度、解決までの流れが明確になっているかどうかなどが判断すべきポイントになります。
web上で魅力的なサービスが多くあるようなところでも、実際コミュニケーションがうまく取れず、連絡に多大な工数を割いてしまうようなところでは意味がありません。
また、システム導入時に担当者が来てくれる、遠隔操作で説明があるなど、しっかりと手厚いフォロー体制があるかも判断基準です。さらに、フォローだけでなく、課題に合わせた物流戦略も提案してもらえる業者であれば、今後長く付き合っていくことができるでしょう。
発送作業のキャパシティやスピードの確認
業者に依頼するにあたり、その業者がどれだけの物量を捌くことができるのかも重要な点です。契約時点では問題なくても、物量が増えてきて追加依頼をしようとすると断れてしまうケースは少なくありません。
今後、将来的にどのくらいの発送作業量を見込んでいるのかを明確にした上で、業者のキャパシティを確認するようにしましょう。見込んでいる量のギリギリだと、災害発生時や緊急時に対応できないこともあるので、余裕を見て業者をえらぶことをおすすめいたします。
また、万が一キャパシティを超えて業者が対応できないとなった場合に、すぐ自社でもフォローできるように発送業者の所在地は自社の近くのところを選ぶようにしましょう。
さらに、実際に使用する倉庫については事前に見学しておくことがおすすめです。倉庫の5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)がしっかりと習慣化しているか自身の目で確認しておくことで、不安なく発送代行業者に依頼することができるでしょう。
テルヰでは倉庫見学をいつでも歓迎しております。もし、物流についてお困りごとがありましたら、下記よりぜひお気軽にお問い合わせください。お客様の課題に合わせた物流戦略を提案いたします。
代行業者を選ぶ時の注意点
料金内容は詳しく確認する
発送代行業者との契約は長期契約が基本です。途中で業者変更してしまうと在庫を移動するためのコストがかかる点や、ノウハウを一から作り出さなければいけない点が主な理由となります。
長く付き合って行くからこそ、料金内容については詳しく確認するようにしましょう。業界平均料金については『発送代行にかかる費用の内訳』にて解説しておりますのでそちらもご確認ください。
料金内容をしっかりと確認していないと、求めているサービスや結果が得られない可能性が出てきます。その結果、追加契約をすることになってしまい、想定以上の費用がかかってしまうでしょう。
業者選びを失敗しないためにも、見積時にはどこまでの業務が含まれているのか、追加料金の発生が想定されるケースはどのようなことかをしっかり確認することが大切です。特に基本費用が安く感じる場合は注意しておきましょう。
急な対応が可能かどうかを確認する
発送業務を依頼する時にはどうしてもイレギュラーが出てくるものです。業者によって対応速度は違うので、急な変更事項を依頼する際にどのタイミングで依頼すれば反映されるのかを契約前に確認しておきましょう。
特に近年では急な依頼に対応してほしい需要が高まっているため、『配送プラットフォーム』を利用している企業を多く見受けられます。配送プラットフォームとは、荷主とドライバーを直接結びつけることができる仕組みです。
配車業務に時間をかけずに、当日配送などの急ぎ対応ができるようになるので、急ぎの発送依頼や急な変更依頼をする時に便利になります。
今後の業務で急ぎの対応をお願いする見込みがあるのであれば、配送プラットフォームのサービスを提供している業者を選ぶといいでしょう。
ただ、良いサービスであればあるほど、料金は高くなってくるので、本当に配送プラットフォームが必要かどうかは自社で検討してみてください。
おすすめの発送代行業者
①株式会社テルヰ
テルヰはEC物流特化型のサービス『HIGH LOGI』を提供しています。官公庁から民間まで、幅広い業種・業界にわたって50年以上物流をサポートしてきた実績があり、『日本で一番お客様のことを考えている会社』です。
関東の主要エリアに倉庫を持ち、都内限定で迅速で信頼性の高い配送ができます。納期厳守、高品質なサービスを提供し、お客様の課題に合わせた課題解決が可能です。また、『エコクルシステム』を導入しており、在庫品の廃棄処分や廃棄物の仕分け、買取なども対応できます。
さらに、物流ITシステムも導入しており、オンラインのみで出荷業務を完結することができ、お使いのカートとAPI連携を行うことで自動的な連携も可能です。
無料相談、倉庫見学は下記バナーより可能ですので、もしご相談がある際は下記よりお気軽にお問い合わせください。
②株式会社データビジネスサプライ
データビジネスサプライは1万坪の大規模物流施設を保有しており、在庫の保管から流通加工までワンストップで業務を依頼することができます。物流・加工スタッフも約500名規模で、急ぎの流通加工やトラブル案件にも迅速に対応が可能です。
プライバシーマーク・ISO9001の認証も取得しているのも特徴となります。監視カメラや入退室セキュリティ、警備システムも完備しており、厳重な機密情報管理体制の下、顧客の商品を取り扱っているので、情報漏洩の心配はないでしょう。
クリーンルームでの流通加工も可能なので異物混入リスクを極限まで下げることが可能です。取り扱い商品が食品や化粧品である企業は安心できるでしょう。
③日本トータルテレマーケティング株式会社
日本トータルテレマーケティングでは、独自のコンタクトセンターとフルフィルメントセンターを所有しており、注文受付から発送作業までワンストップでの対応が可能です。
また、物流DXにも力をいれており、物流作業の標準化・省人化に力を入れています。自動仕分けシステム、自動梱包システム、自動採寸計量器などを導入し、クオリティを均一に担保しつつコスト削減を実現し、顧客満足度の向上に努めている企業です。
独自のコンタクトセンターでは、受付業務だけでなく、カスタマーサポートと返品/返金処理も行っており、顧客対応についてもレベルが高いと言えるでしょう。
④MDロジス株式会社
MDロジスは三菱電機グループの物流専門企業です。半導体や家電をはじめ、多種多様な製品の輸送を手がけている会社となります。
ワンストップで業務を代行してもらえるだけでなく、製品に最適化された包装設計サービスがあるのが特徴でしょう。依頼側の製品設計担当者と連携して、商品に合った包装を提案してもらえます。強度担保やコスト削減、輸送効率・品質向上するのが大きなメリットです。
また、集荷方式は『センター集荷方式』を採用しています。各取引先から最寄りのロジスティクスセンターに一旦集約し、納品先に届けるため、遠隔地への納品には効率的だと言えるでしょう。
⑤株式会社CIN GROUP
CIN GROUPはEC店舗の完全運営受託もしている会社です。自社でEC運営していて今後は発送代行を利用したい要望がある方には最適でしょう。ワンストップで発送業務を委託することができるので、自社の開発業務に専念することができます。
Amazonや楽天など大手有名モール・ショッピングカートの実績が多数があり、案件継続率90%以上で累計案件数は100件を突破しているため顧客満足度は高いといえるでしょう。
見積の段階から明朗会計で人件費やシステム管理費なども見える化しているので、料金内容をしっかりと確認することができコストダウンを実感することが可能です。
まとめ
発送代行の業界平均費用や、物流倉庫を利用するメリット・デメリット、発送代行業者の選び方について解説してきました。
重要なことは自社に合ったサービス内容がある発送代行業者を選ぶことです。魅力的なサービスでも自社には不必要である可能性があります。発送代行業者に頼むことによってどのようなメリットを得たいのかをよく確認するようにしましょう。
テルヰではお客様の課題に合わせた物流戦略を提供することも可能です。解決できるか分からないことでもぜひご相談頂ければと思いますので、下記バナーよりお気軽にご相談ください。